スマート・チェックを使用したLoad Balancerの問題の診断
Smart Checkを使用して、ロード・バランサの構成および環境の問題を診断および修正します。
ロード・バランサには、ロード・バランサ構成と動作環境の問題を検出するためにバックグラウンドで実行されるスマート・チェックが含まれています。ロード・バランサのリソースとしてOracle Cloud Infrastructureコンソールを使用して、スマート・チェック・アクティビティの結果にアクセスします。
スマート・チェックは、ロード・バランサを約10秒ごとに評価します。各チェックは、次のような構成の問題を確認します:
- ロード・バランサのバックエンド・サーバーがドレイン状態またはオフライン状態です。
- HTTPリスナーにプロトコルの不一致が存在します。
- HTTPバックエンド・サーバーにポートの不一致が存在します。
スマート・チェックの結果は、ロード・バランサの「詳細」ページ内に表形式で表示されます。問題の各カテゴリには、「高」、「中」、「低」および「OK」のステータスが割り当てられています。必要に応じて、修正アクションの推奨事項など、各チェックの詳細を表示できます。「情報」タブを使用して、ロード・バランサを最適に機能させる方法に関するベスト・プラクティスと推奨事項も提供されます。
コンソールの使用
- 「ロード・バランサ」リスト・ページで、操作するロード・バランサを選択します。リスト・ページまたはロード・バランサの検索に関するヘルプが必要な場合は、ロード・バランサのリストを参照してください。
- ロード・バランサの詳細ページで、「モニタリング」を選択し、「スマート・チェック」セクションを見つけます。
すべてのスマート・チェック診断エントリが表にリストされます。「最終チェック」インジケータには、ロード・バランサが最後に診断されたUTCベースの日時グループが表示されます。チェックは10秒ごとに発生します。
各エントリには、次の列および関連する値が含まれます:
- カテゴリ: スマート・チェック・エントリが関連するロード・バランサの領域が表示されます。次に例を示します:
バックエンド・タイムアウト
- 詳細: 次のように、問題の詳細を表示します。
リスナーのアイドル・タイムアウトを10秒以上に設定し、バックエンドのキープアライブのタイムアウトより短くします。
- 推奨アクション: 問題に対して実行できる修正アクションについて説明します。次に例を示します:
リスナーを編集して、アイドル・タイムアウトを変更します。
- エントリの横にある
を選択すると、修正または予防アクションを実行できる場所へのリンクなどの詳細が表示されます。
「情報」セクションを見つけて、準拠するベスト・プラクティスおよび推奨事項のリストを表示します。エントリの最後にある下矢印を選択すると、スマート・チェックで検出された警告またはクリティカルの問題に対して推奨される修正を含む詳細が表示されます。
リスト結果のフィルタリング
フィルタを使用して、リスト内のスマート・チェック診断エントリを制限します。表示されるオプションに応じて、次のいずれかのアクションを実行します。
- リスト表の上の「検索とフィルタ」ボックスから、1つ以上のフィルタを選択し、リストを絞り込むために使用する値を指定します。通常、フィルタはリスト表に示されている列に対応しますが、一部のフィルタは表に表示されていない属性を表します。「コンパートメント」フィルタは、常に「適用済フィルタ」の横に表示されます。
- リスト・ページの左側で、使用可能なフィルタ(コンパートメント、状態、タグなど)のいずれかから値を選択します。
列名の横にあるソート・アイコンを使用して、リスト表の項目の順序を変更します。
リソースの検索およびリスト表の列の管理の詳細は、リソースのリストを参照してください。