デフォルトのメモリーおよびタイムアウト設定の変更
構成パラメータを使用してOCI関数のデフォルトを変更する方法をご覧ください。
OCI関数のデフォルト動作は、構成パラメータを使用して様々な側面で変更できます。
次の表は、設定可能なパラメータ、デフォルト値およびデフォルト値の上書きが可能な場所を示します。
パラメータの説明 | デフォルト値 | 単位 | func.yamlパラメータ | Fn CLIオプション | コンソール・フィールド | OCI CLIオプション | API属性 | ノート |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ファンクションを実行できる最大時間 | 30 | 秒 | timeout: |
--timeout |
タイムアウト | --timeout-in-seconds |
timeoutInSeconds |
最大値: 300 ベスト・プラクティスは、必要な時間に近いタイムアウトを指定することです。大幅に長くしないでください。 |
ファンクションの最大メモリーしきい値 | 128 | MB | memory: |
--memory |
メモリー | --memory-in-mbs |
memoryInMBs |
次のいずれか:
実行中にこの制限を超えた場合、ファンクションは停止され、エラー・メッセージがログに記録されます。 |
パラメータによっては、次の方法で別の値を指定することでデフォルト値を上書きできます:
- func.yamlファイルのエントリを直接追加または更新します。たとえば、
memory: 1024
です。func.yamlファイルを編集した場合は、ファンクションを再び呼び出す前にOCIファンクションに再デプロイする必要があります。 - Fn ProjectのCLIを使用して、func.yamlファイルのエントリを追加または更新します。たとえば、
fn update function --memory 1024 <app-name> <function-name>
です。 - Oracle Cloud Infrastructure Console、CLIおよびAPIを使用して、OCI Functionsサーバーのファンクション定義を更新します(ファンクション定義はfunc.yamlファイルより優先されます)。
ファンクションの呼出し方法によって、ファンクションを実行できる最大時間も決まります。詳細は、関数の呼出しを参照してください。
前述のパラメータおよびその他の構成パラメータの詳細は、Fn ProjectのドキュメントにあるFuncファイルを参照してください。
推奨事項
構成パラメータ値を設定する場合は、次の推奨事項に注意してください。
- Java関数の最大メモリーしきい値を256MB以上に設定します。
- 関数が実際に必要とする可能性のあるものに近い最大メモリーしきい値を設定することをお薦めします。
- 関数の呼び出し時に504個のタイムアウトメッセージが表示された場合は、その関数の最大メモリーしきい値を増やします。「ファンクションの呼出しの問題」を参照してください。