テナンシの制限および使用状況の表示

Oracle Cloud Infrastructureでテナンシの制限および使用状況を表示します。

デフォルトの制限については、サービス別の制限を参照してください。この情報は、コンソールのテナンシまたはユーザー・アカウントがまだない場合、または特定の制限がリストされていない場合に役立ちます。

  • コンソールでテナンシの制限および使用状況(リージョン別)を表示できます。次の考慮事項に注意してください:

    • コンソールに、Oracle Cloud Infrastructureのすべてのサービスまたはリソースについて、制限および使用状況の情報が表示されていない場合があります。
    • 特定のリソースの作成後に制限が引き下げられた場合、そのリソース・タイプに表示される使用レベルが制限を上回る場合があります。
    • すべてのリソース制限が0とリストされている場合は、アカウントが一時停止されていることを意味します。サポートを受けるには、Oracle Supportに連絡してください。

    制限および使用状況を表示するには:

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ガバナンスと管理」を選択します。「テナンシ管理」で、「制限、割当ておよび使用状況」を選択します。

      「制限、割当ておよび使用状況」リスト・ページが開きます。

    2. フィルタを使用して、サービス、サブスクリプション、スコープおよびコンパートメントを選択します。リソース(使用可能な場合)を選択することもできます。

      「フィルタの編集」が表示された場合は、フィルタを選択して「フィルタの編集」パネルを使用して選択します。

      ノート

      「サブスクリプション」フィールドは、サービスとスコープの特定の組合せに対してのみ選択可能です。たとえば、「データベース」サービスと特定の「スコープ」を選択すると、<subscription_ID>-<subscription_name>サブスクリプションを選択でき、「制限、割当ておよび使用状況」ページがリロードされて、関連付けられたサブスクリプションに固有の制限が表示されます。

      選択したフィルタのすべてのサービス制限が、次の情報を含む表に表示されます。

      • 説明
      • 制限名
      • ステータス: アクティブまたは非推奨など、制限の現在の状態。
      • サービス制限: 制限の合計。
      • 使用状況: 使用されている制限リソースの量。
      • 使用可能: 制限の残り(「サービス制限」値から「使用」値を引いた値)。
    3. (オプション)「非推奨の制限の表示」が表示された場合は、それを選択して非推奨の制限を表示します。このオプションが表示されない場合は、非推奨の制限がすでにリストに含まれています。

    リスト結果のフィルタリング

    フィルタを使用して、リスト内のサービス制限をさらに制限します。

    リスト表の上の「検索とフィルタ」ボックスから、1つ以上のフィルタを選択し、リストを絞り込むために使用する値を指定します。

    列名の横にあるソート・アイコンを使用して、リスト表の項目の順序を変更します。

    リソースの検索およびリスト表の列の管理の詳細は、リソースのリストを参照してください。

    アクション

    サービス制限に対するアクションをリスト表から直接実行するには、そのサービス制限の行にある「アクション」メニューから使用可能なオプションを選択します:

  • 指定されたコンパートメント、制限およびサービスの情報をリストするには、oci limits resource-availability getコマンドと必要なパラメータを使用します:

    oci limits resource-availability get --compartment-id <compartment_id> --limit-name <limit_name> --service-name <service_name> ... [OPTIONS]

    制限のスコープ・タイプがAD (可用性ドメイン)の場合は、--availability-domainパラメータを含めます。

    oci limits resource-availability get --availability-domain <availability_domain>--compartment-id <compartment_id> --limit-name <limit_name> --service-name <service_name> ... [OPTIONS]

    CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。

  • GetResourceAvailability操作を実行して、指定されたサービス、スコープおよびコンパートメントの制限をリストします。

    端数のある使用量および使用可能量

    一部のリソースでは、使用量と使用可能量に端数を使用でき、それがサービス制限APIにそれぞれ反映されます。リソースが小数を使用できるリソースの場合、使用量に反映されるのは、「端数の ある使用量の切り上げられた値です。使用可能量の場合は、端数の ある使用量の切り捨てられた値がを反映されます。このため、使用量と使用可能量を最も正確に示す上で、これらの端数のある使用可能量と使用量の属性が役立ちます。

    たとえば、使用されているリソースが2.4で、使用可能量が4.6の場合、次のAPIレスポンスが返されます:

    {
        used: 3,
        fractionalUsed: 2.4,
        available: 4.6,
        fractionalAvailable: 4
    }

    詳細は、ResourceAvailabilityリファレンスavailableおよびused属性を参照してください。