OCIへのアプリケーション・ゲートウェイのインストール

アプリケーション・ゲートウェイをOCIにインストールするには、アプリケーション・ゲートウェイの仮想ディスク・イメージ・ファイルをOracle Cloud Infrastructureのバケットにアップロードし、アプリケーション・ゲートウェイの仮想ディスク・イメージ・ファイルを使用してカスタム・イメージを作成し、このカスタム・イメージに基づいてコンピュート・インスタンスを作成する必要があります。

OCIのオブジェクト・ストレージ・バケットへのアプリケーション・ゲートウェイVMディスク・イメージ・ファイルのアップロード

アプリケーション・ゲートウェイを実行するためにOCIでコンピュート・インスタンスを作成する前に、アプリケーション・ゲートウェイのOpen Virtual Appliance (OVA)ファイルを使用してVirtual Machine Disk Image (VMDK)ファイルを作成し、このVMDKファイルをOCIにアップロードする必要があります。

  1. VMDKファイルを作成するには:
    1. Windowsサーバーにログインし、アプリケーション・ゲートウェイのOVAファイルをデスクトップからサーバーの作業フォルダにアップロードします。たとえば、c:\tempです。
    2. Oracle VM VirtualBox Managerソフトウェアを起動し、「ファイル」メニューから「アプライアンスのインポート」を選択します。
    3. WindowsサーバーでOVAファイルを見つけて、「次」を選択します。
    4. 「仮想アプライアンスのインポート」ウィンドウで、「名前」フィールドの値をApp Gateway Serverで更新します。
    5. アプリケーション・ゲートウェイ・サーバーのネットワーク・コンポーネントに新しいMACアドレスを定義するには、「すべてのネットワーク・カードのMACアドレスを再初期化」を選択します。
    6. 「インポート」を選択します。
    7. App Gateway serverOracle VM VirtualBox Managerにリストされていることを確認します。
  2. VMDKファイルをOCIにアップロードするには:
    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」を選択します。「オブジェクト・ストレージおよびアーカイブ・ストレージ」で、「バケット」を選択します。
    2. バケットでイメージをアップロードするコンパートメントを選択します。「Create Bucket」を選択し、「Create Bucket」ダイアログの「Create」を選択します。

      バケットを作成するコンパートメントの詳細は、OCI管理者に問い合せてください。

    3. 「Bucket Detail」ページで、「Objects」セクションの「Upload Object」を選択します。
    4. 「ファイルの選択」を選択して、アプリケーション・ゲートウェイのVMDKファイルを参照して開き、「オブジェクトのアップロード」を選択します。
    5. ファイルのアップロード後、「閉じる」を選択します。
    6. オブジェクト・エントリの右側にあるメニューを選択し、URLパス(URI)値を記録します。

アプリケーション・ゲートウェイVMディスク・イメージ・ファイルに基づいたOCIでのカスタム・イメージの作成

アプリケーション・ゲートウェイを実行するためにOCIでコンピュート・インスタンスを作成するには、OCIのバケットにアップロードしたアプリケーション・ゲートウェイのVirtual Machine Disk Image (VMDK)ファイルからカスタム・イメージを作成する必要があります。

OCIアカウントに、コンパートメント、仮想クラウド・ネットワークおよびサブネットがすでに設定されていることを確認します。

続行する前に、IAMコンソールでコンパートメントを選択していることを確認してください。

ノート

コンポーネント設計は、OCIの運用モデルと一致している必要があります。詳細は、OCI管理者に問い合せてください。
  1. ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」を選択します。「コンピュート」で、「カスタム・イメージ」を選択します。詳細は、インスタンスの操作を参照してください。
  2. VMDKファイルをアップロードしたコンパートメントと同じコンパートメントを選択し、「イメージのインポート」を選択します。
  3. 「イメージのインポート」ダイアログ・ボックスで、次の値を入力または選択し、「イメージのインポート」を選択します。
    • コンパートメントに作成: イメージをインポートするコンパートメントを選択します。コンパートメントは、コンピュート・インスタンスが作成される場所と同じである必要があります。
    • 名前: App Gateway Custom Image
    • オペレーティング・システム: 「Linux」を選択します。
    • オブジェクト・ストレージURL: VMDKファイルのアップロード後に記録したURLパスを入力します。
    • イメージ・タイプ: 「VMDK」を選択します。
    • 起動モード: 「エミュレーション・モード」を選択します。
    カスタム・イメージの作成が終了するまで待機します。

アプリケーション・ゲートウェイのカスタム・イメージを使用したコンピュート・インスタンスの作成

アプリケーション・ゲートウェイのVirtual Machine Disk Image (VMDK)ファイルをOCIのバケットにアップロードし、このVMDKファイルを使用してカスタム・イメージを作成した後、アプリケーション・ゲートウェイを実行するコンピュート・インスタンスを作成できます。
  1. ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」を選択します。「コンピュート」で、「インスタンス」を選択します。
  2. インスタンスの作成を選択します。詳細は、インスタンスの操作を参照してください。
  3. 「コンピュート・インスタンスの作成」ページで、「インスタンスの命名」フィールドにMy App Gateway Serverと入力し、「イメージ」「イメージの変更」を選択します。
  4. 「イメージの選択」ダイアログで、「マイ・イメージ」「カスタム・イメージ」の順に選択します。適切なコンパートメントを選択し、「アプリケーション・ゲートウェイ・カスタム・イメージ」を選択して、「イメージの選択」を選択します。
  5. 「SSHキーの追加」セクションで、公開キー・ファイルをアップロードするか、「SSHキー」フィールドに公開キー値を貼り付けることで、公開SSHキーを追加します。
    Linuxインスタンスでのキー・ペアの管理PuTTYキー・ジェネレータを使用したSSHキー・ペアの作成の項を参照してください。
  6. 「ネットワーキングの構成」セクションで、「仮想クラウド・ネットワーク・コンパートメント」でコンパートメントを選択します。

    コンパートメントに仮想クラウド・ネットワークが構成されていない場合は、「新規仮想クラウド・ネットワーク」セクションで名前としてApp Gateway VCNと入力します。コンパートメントに仮想クラウド・ネットワークが構成されている場合は、コンピュート・インスタンスが作成される仮想クラウド・ネットワークサブネット・コンパートメントおよびサブネットの値を選択します。

    ノート

    コンポーネント設計は、OCIの運用モデルと一致している必要があります。詳細は、OCI管理者に問い合せてください。
  7. 「作成」を選択し、コンピュート・インスタンスがプロビジョニングされて実行されるまで待機します。
  8. このコンピュート・インスタンスに割り当てられたパブリックIPアドレスの値を記録します。

PuTTYなどのSSHクライアント・ソフトウェアを使用してMy App Gateway Serverコンピュート・インスタンスに接続できるように、セキュリティ・リストが構成されていることを確認します。詳細は、OCI管理者に問い合せてください。