Oracle VM VirtualBoxを使用したアプリケーション・ゲートウェイのインストール

Oracle VM VirtualBoxを使用してアプリケーション・ゲートウェイをインストールするには、アプリケーション・ゲートウェイのOpen Virtual Appliance (OVA)ファイルをOracle VM VirtualBoxにインポートしてから、HTTPリクエストを受信するようにアプリケーション・ゲートウェイ仮想マシンを構成します。

VMソフトウェアへのOpen Virtual Applianceイメージ・ファイルのインポート

仮想マシンでアプリケーション・ゲートウェイを実行するには、Oracle VM VirtualBoxなどの仮想マシン・ソフトウェアにアプリケーション・ゲートウェイのOpen Virtual Appliance (OVA)イメージ・ファイルをインポートします。

次の手順では、管理者としてWindowsサーバーにアクセスする必要があります。このサーバーには、Oracle VM VirtualBoxソフトウェアがインストールされている必要があります。

  1. Windowsサーバーにログインし、アプリケーション・ゲートウェイのOVAファイルをデスクトップからサーバーの作業フォルダにアップロードします。たとえば、c:\tempです。
  2. Oracle VM VirtualBox Managerソフトウェアを起動し、「ファイル」メニューから「アプライアンスのインポート」を選択します。
  3. WindowsサーバーでOVAファイルを見つけて、「次」をクリックします。
  4. 「仮想アプライアンスのインポート」ウィンドウで、「名前」フィールドの値をApp Gateway Serverで更新します。
  5. アプリケーション・ゲートウェイ・サーバーのネットワーク・コンポーネントに新しいMACアドレスを定義するには、「すべてのネットワーク・カードのMACアドレスを再初期化」を選択します。
  6. 「インポート」をクリックします。
  7. App Gateway serverOracle VM VirtualBox Managerにリストされていることを確認します。

アプリケーション・ゲートウェイをインポートすると、仮想ディスク・イメージ・ファイル(VMDK)がWindowsサーバーに作成されます。

このファイルを見つけるには、Oracle VM VirtualBox ManagerApp Gateway Serverを選択し、「設定」をクリックして「ストレージ」をクリックし、「ストレージ・デバイス」セクションの「コントローラ: SATA」に表示される名前をクリックします。VMDKファイルの場所は、「情報」「場所」フィールドに表示されます。

ポート転送ルールの構成

ポート転送ルールを作成して、アプリケーション・ゲートウェイ仮想マシンをホストするWindowsサーバーが受信したリクエストをアプリケーション・ゲートウェイ・サーバーに転送できるようにします。
  1. Oracle VM VirtualBox Managerソフトウェアで、アプリケーション・ゲートウェイ・サーバーを選択し、「設定」をクリックします。
  2. 左側のメニューで「ネットワーク」を選択し、「拡張」を展開して「ポート転送」をクリックします。
  3. 「ポート転送ルール」ウィンドウで、新しいポート転送ルールの追加アイコンをクリックし、ホスト・ポートからゲスト・ポートにリクエストを転送するようにルールを構成して、「OK」をクリックします。
    たとえば、アプリケーション・ゲートウェイがポート4443を使用するように構成されている場合、「ホスト・ポート」列と「ゲスト・ポート」列の両方に4443と入力します。

    ポート番号は、アプリケーション・ゲートウェイの登録時に指定したポート値と同じである必要があります。

  4. 「ポート転送ルール」ウィンドウで、新しいポート転送ルールの追加アイコンをクリックし、ホスト・ポート22からゲスト・ポート22にリクエストを転送するようにルールを構成して、「OK」をクリックします。
    これにより、PuTTYなどのSSHクライアントを使用して、後でアプリケーション・ゲートウェイ・サーバーにサインインできます。
  5. 「ポート転送ルール」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。
  6. 「アプリケーション・ゲートウェイ設定」ダイアログ・ボックスで、「OK」をクリックします。
  7. アプリケーション・ゲートウェイ・サーバーを選択し、「起動」をクリックします。