すべてのリソースへのアクセス

「すべて」の認可されたリソース・オプションにより、クライアントは、ドメイン内の任意のリソースにアクセスできます。

アプリケーションが、スコープurn:opc:resource:consumer::allを使用して信頼できるクライアントまたは機密クライアントのアクセス・トークンをリクエストできるようにするには、「すべて」を選択します。このオプションは、広範囲にわたるスコープを提供します。レスポンスのアクセス・トークンには、オーディエンスurn:opc:resource:scope:accountおよびスコープurn:opc:resource:consumer::allが含まれており、ターゲット・サービスとの明示的な関連付けを必要とせずに、同じドメイン内の任意のサービスにアクセスできます。

リクエストではurn:opc:resource:consumer::allスコープのみを使用します。urn:opc:resource:consumer::allスコープと別のスコープの両方を同じリクエストに含めようとすると(urn:opc:idm:__myscopes__など)、無効なスコープ・エラーが返されます。

アカウント・モードでは、クライアントは、許可されたスコープにurn:opc:resource:consumer::allまたは特定のリソースが追加されていれば、特定のリソースのトークンを取得できます。

前述の定義されたスコープとは別に、次のように詳細なスコープを指定することもできます:

  • urn:opc:resource:consumer:paas::read

  • urn:opc:resource:consumer:paas:stack::all

  • urn:opc:resource:consumer:paas:analytics::read

ノート

リクエストされたスコープは、常に存在し、リソースへのクライアント・アクセスを可能にするクライアントの許可された定義済スコープと直接的または階層的に一致している必要があります。

たとえば、クライアントがリクエストでurn:opc:resource:consumer:paas:analytics::readスコープを使用してリソースにアクセスします。このスコープが許可された定義済スコープと直接的に一致する場合、返されたアクセス・トークンで、オーディエンスはurn:opc:resource:scope:accountで、スコープはurn:opc:resource:consumer:paas:analytics::readです。

クライアント定義による許可されたスコープがurn:opc:resource:consumer:paas::readの場合、クライアントは、次のスコープのいずれかをリクエストすると、階層的なリソースへのアクセスを許可されます:

  • urn:opc:resource:consumer:paas::read

  • urn:opc:resource:consumer:paas:analytics::read

ただし、リクエストされたスコープが異なる修飾子を持つurn:opc:resource:consumer:paas:analytics::writeの場合、クライアントは、リソースへのアクセスを許可されません。

ノート

「すべて」オプションでは、IAM管理APIにアクセスできません。管理APIにアクセスするには、スコープurn:opc:idm:__myscopes__を引き続き使用する必要があります。

アクセス・トークンに加えてリフレッシュ・トークンを生成するには、リクエストでスコープurn:opc:resource:consumer::all offline_accessを使用します。