インポート・ファイルの仕様

エラーの可能性を減らすためにインポート・ファイルの仕様について学習します。

ユーザー、グループまたはOracleアプリケーション・ロールのどれをインポートする場合でも、インポート・ファイル自体は次の仕様を満たす必要があります:
  • 値のデリミタとしてカンマを使用します

  • ファイルをCSV形式(*.csv)で保存します

  • ファイル・サイズを52MBに制限します

ヒント

プロセスに慣れるには、1ユーザーのみをインポートします。次に、それより大きいユーザー・セット(100ユーザーなど)をインポートします。インポート・エラーがなかった場合は、適切なレベルまでインポート・ファイル・サイズを大きくします。

インポート・ファイルは、表形式(行および列)の単純なテキスト・ファイルです。ファイルの最初の行で、表の列(フィールド)を定義します。少なくとも、インポート・ファイルには次の列見出しが必要です。
ファイルのインポート 必要な列見出し
ユーザー

ユーザーID

名前

勤務先の電子メール

グループ

表示名

説明

ユーザー・メンバー

リクエスト可能

アプリケーション・ロール・メンバーシップ

資格値

権限受領者の名前

権限付与者タイプ

アプリケーション名

アカウントごとに行を作成して、各列(フィールド)にデータを入力します。各行は1つのレコードに相当します。

インポート・ファイルを作成する場合、Microsoft ExcelやGoogle Sheetsなどの標準的なスプレッドシート・アプリケーションを使用することも、メモ帳やTextPadなどのテキスト・エディタを使用することもできます。
重要

ファイルの作成に使用するアプリケーションに関係なく、ファイルは有効なCSV形式で保存してください。

スプレッドシート・アプリケーションを使用すると、インポート・ファイルを簡単に作成、編集および保存できます。標準機能を使用して、データ行の追加と削除、個々のフィールドの編集、レコードの検索、またはリストのソートを行うことができます。次の図は、Microsoft Excelファイルで定義されたグループ・アカウント・データの例を示しています。このレイアウトにより、データを容易に確認できます。

Microsoft Excelを使用して表示されたCSVファイル。

スプレッドシートをCSV (*.csv)タイプとして保存すると、各行の値がカンマによって区切られます。たとえば、次の図は、Microsoft ExcelスプレッドシートでCSVファイルとして保存され、メモ帳で開かれたグループ・データを示しています。

メモ帳を使用して表示されたCSVファイル。