プライベート・エンドポイントの作成

Oracle Cloud Infrastructureでは、サービス内のプライベート・エンドポイントを作成でき、これにより、プライベートIPを使用した場合のみ利用可能なリソースにアクセスできるようになります。異常検出サービスで、プライベート・エンドポイントを作成して、データ・ソースがホストされているプライベート・ネットワークを構成します。

異常検出でプライベート・エンドポイントを作成するには、次の詳細が必要です:

  • データ・ソースへのアクセスに使用される仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の名前。
  • VCN内のサブネットの名前。
  • 収集するデータ・ソースのFQDNまたはプライベートIPの解決に使用されるDNSゾーンのリスト。
    重要

    プライベート・ネットワーク内のデータ・ソースにFQDNおよびプライベートIPを使用してアクセスする場合は、プライベート・エンドポイントの作成時にすべてのFQDNのリストのみが必要です。

    プライベート・ネットワーク内のすべてのデータ・ソースにプライベートIPを使用してアクセスする場合は、プライベート・エンドポイントの作成時に、解決可能なFQDNまたはDNSを少なくとも1つ指定する必要があります。

    プライベート自律型データベースの場合は、データベースのFQDNをDNSゾーンとして使用します。OCIコンピュート仮想マシン(VM)で実行されているカスタム・データ・ソースの場合は、VMのFQDN、VMがプロビジョニングされているサブネットのドメイン名またはVCNのドメイン名を指定できます。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「アナリティクスとAI」をクリックします。「AIサービス」で、「異常検出」をクリックします。
    2. 「詳細」で、「プライベート・エンドポイント」をクリックします。
    3. 「プライベート・エンドポイントの作成」をクリックします。
    4. プライベート・エンドポイントを作成するコンパートメントを選択します。プライベート・エンドポイントを作成しているコンパートメントとは異なるコンパートメントにプライベート・エンドポイントを作成できます。
    5. プライベート・エンドポイントを識別するための名前を入力します。
    6. データ・ソースへのプライベート・アクセスを提供するために作成されるVCNを選択します。
    7. データ・ソースにアクセスするためのプライベート・エンドポイントを持つサブネットを選択します。
    8. 解決するDNSゾーンを入力します。DNSゾーンには、DNSドメイン名またはFQDNを指定できます。最大30個のDNSゾーンを入力できます。
      例: FQDN ad.dbsubnet.dbvcn.oraclevcn.comがマシンにインストールされているデータベースについて考えてみます。許可されるドメイン名エントリは、dbvcn.oraclevcn.com (VCN DNS)、dbsubnet.dbvcn.oraclevcn.com (サブネットDNS)またはdcat.dbsubnet.dbvcn.com (FQDN)です。マシンのプライベートIPは指定できません。
      重要

      プライベート・ネットワーク内のデータ・ソースにFQDNおよびプライベートIPを使用してアクセスする場合は、すべてのFQDNのリストのみを入力する必要があります。

      プライベート・ネットワーク内のすべてのデータ・ソースにプライベートIPを使用してアクセスする場合は、解決可能なFQDNを少なくとも1つ入力します。

    9. (オプション)「拡張オプションの表示」をクリックして、リソースにタグを割り当てます。タグを使用すると、タグ・ネームスペースを選択してキーおよび値を入力することで、リソースを簡単に検索およびトラッキングできます。

      複数のタグを追加するには、「タグの追加」をクリックします。

      タグ付けに関する項では、コスト・トラッキング・タグなど、リソースの整理および検索に使用できる様々なタグについて説明します。

    10. 「作成」をクリックします。
    プライベート・エンドポイントが作成されます。作成プロセスには数分かかることがあります。プライベート・エンドポイントが正常に作成されると、プライベート・エンドポイントのステータスはACTIVEになります。
  • プライベート・エンドポイントを作成するには、oci anomaly-detection pe createコマンドおよび必須パラメータを使用します:

    oci anomaly-detection pe create ----compartment-id <compartment-id>, -c [<name>] ... [OPTIONS]

    CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、CLIコマンドライン・リファレンスを参照してください。

  • CreateAiPrivateEndpoint操作を実行して、プライベート・エンドポイントを作成します。