Lustreファイル・システムを使用したファイル・ストレージの管理
Lustreファイル・システムでOracle Cloud Infrastructure File Storageを管理します。
次のタスクを使用して、Lustreファイル・システムを使用したファイル・ストレージを管理します:
- ファイル・システムのリスト
- ファイル・システムの作成
- ファイル・システムの詳細の取得
- ファイル・システムの編集
- ファイル・システムの暗号化の更新
- ファイル・システムの容量の増加
- ファイル・システム・ルート・スカッシュ構成の更新
- ファイル・システム・ネットワーク・セキュリティ・グループの更新
- 別のコンパートメントへのファイルシステムの移動
- ファイル・システムの削除
リソースにタグを適用すると、ビジネス・ニーズに応じてそれらを整理しやすくなります。リソースの作成時にタグを適用できます。また、後でリソースを更新して、タグを追加、改訂または削除できます。タグの適用に関する一般情報は、リソース・タグを参照してください。
Lustre割当て
お客様は、Lustreファイル・システムのストレージ割当て制限機能(lfs setquota
)を使用して、ユーザーベース、グループベースおよびプロジェクトベースの割当て制限をファイル・システム自体に設定し、エンド・ユーザーの容量使用率を制限し、コストを最適化できます。
Lustreリソースでファイル・ストレージを制限するには、Lustreリソースでのファイル・ストレージの制限を参照してください。
必要なIAMポリシー
Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者がテナンシ管理者によってポリシーでセキュリティ・アクセス権が付与されたグループのメンバーである必要があります。コンソールまたは(SDK、CLIまたはその他のツールを使用した) REST APIのどれを使用しているかにかかわらず、このアクセス権が必要です。権限がない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、どのタイプのアクセス権があり、どのコンパートメントでアクセスが機能するかをテナンシ管理者に確認してください。
ポリシーを初めて使用する場合は、ポリシーの開始および共通ポリシーを参照してください。
次のIAMポリシー・ステートメントを使用すると、管理者のグループはLustreリソースを使用してファイル・ストレージを管理できます:
Allow group <lustre-admin-group> to manage lustre-file-family in compartment <file_system_compartment>
次の必須ポリシーにより、Lustreサービスを含むファイル・ストレージは、Lustreサーバー・ホストをテナンシ内のサブネットにアタッチできます:
allow service lustrefs to use virtual-network-family in tenancy
前述のポリシーがないと、Lustreを含むファイル・ストレージは、機能するために必要なネットワーク・リソースを使用できません。
独自のキーを使用してファイル・システムを暗号化する場合は、ファイル・システムの暗号化の更新のポリシーを参照してください。
詳細は、Lustreポリシーを使用したファイル・ストレージを参照してください。
制限事項および考慮事項
- ファイル・システムの最小容量は31.2TBです。ファイル・システムの容量は特定の増分で増加できます。ファイル・システムの容量を減らすことはできません。
- ファイル・システムのデフォルトの最大容量は200TBです。200TBを超える容量が必要な場合は、サポートに連絡してください。
- テナンシ当たりの最大集計スループットは200 GBpsです。これは、複数のファイル・システムで使用できます。たとえば、72.8TBのファイル・システムを125MB/s/TB (合計91 GBps)に、41.6TBのファイル・システムを250MB/s/TB (合計104Gbps)に作成できます。
- /25以下のサブネットは、使用可能なIPアドレスが十分でないため、ファイル・システムの作成には使用しないでください。
- 容量が120TBから215TBのファイル・システムでは、/24以上のサブネットを使用します
- 容量が200TBから400TBのファイル・システムでは、/23以上のサブネットを使用します
- ファイル・システムをVCNのパブリック・サブネットにアタッチすることはできません。ファイル・システムをプライベート・サブネットにアタッチする必要があります。