ブート・ボリュームのクローン作成
Oracle Cloud Infrastructureでは、ブロック・ボリューム・サービスを使用して、ブート・ボリュームからクローンを作成できます。クローニングを行うと、バックアップとリストアのプロセスを実行しなくても、既存のブート・ボリュームのコピーを作成できます。
その後のソース・ブート・ボリュームのデータへの変更は、ブート・ボリューム・クローンにコピーされません。クローンは、クローンの作成時にそれより大きいボリューム・サイズを指定しないかぎり、ソース・ブート・ボリュームと同じサイズです。
クローン操作は即時に開始され、状態が使用可能に変更されたときに、クローニングされたブート・ボリュームを使用できます。
ソース・ブート・ボリュームのクローニング中、ソース・ブート・ボリュームに対する単一のポイントインタイム参照があります。関連付けられたコンピュート・インスタンスの実行中にブート・ボリュームをクローニングする場合は、最初のクローン操作が完了するまで待機してから、クローンを追加する必要があります。また、バックアップ操作が完了するのを待機する必要もあります。
ブート・ボリュームのクローンは、同じテナント内にのみ作成できます。必要なアクセス権限がある場合は、ソース・ボリューム・コンパートメントとは異なるコンパートメントにブート・ボリュームのクローンを作成できます。
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Compute Cloud@Customerコンソールのナビゲーション・メニューで、「ブロック・ストレージ」をクリックし、「ブート・ボリューム」をクリックします。
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ページの上部で、クローニングするブート・ボリュームを含むコンパートメントを選択します。
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クローニングするボリュームについて、「アクション」メニュー(
)をクリックし、「クローンの作成」をクリックします。
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ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します。
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名前:ボリュームの名前または説明。機密情報を入力しないでください。
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コンパートメント: ブロック・ボリュームをクローニングするコンパートメントを選択します。
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高パフォーマンス・ボリューム: (オプション)デフォルトでは、クローンのパフォーマンス設定はソース・ボリュームと同じになります。このボタンを使用して、このクローンのパフォーマンス設定を変更します。
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タグ付け: (オプション)このリソースに1つ以上のタグを追加します。タグは後で適用することもできます。リソースのタグ付けの詳細は、リソース・タグを参照してください。
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「クローンの作成」をクリックします。
新しいブート・ボリュームは、「使用可能」状態になるとすぐに使用できます。たとえば、「アクション」メニューをクリックし、「インスタンスの作成」をクリックして、この新しいブート・ボリュームを使用して新しいインスタンスを作成できます。
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ブート・ボリュームのクローニングには、oci bv boot-volume createコマンドと必要なパラメータを使用します。
oci bv boot-volume create --source-boot-volume-id OCID_of_volume_to_clone
CLIのコマンド、フラグおよびオプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。
このタスクはAPIでは使用できません。
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKについては、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。