コンダ環境の別のリージョンへのコピー
このチュートリアルでは、ノートブック・セッションにconda環境をインストールします。次に、同じconda環境を別のリージョンでホストする2つ目のノートブック・セッションにインストールするために必要なステップを実行します。
主なタスクは:
- テナンシの2つの異なるリージョンに2つのバケットを作成します。
- 各バケットをリージョン内のノートブック・セッションに登録します。
- 1つ目のノートブック・セッションにconda環境をインストールします。
- conda環境を公開します。(環境にアクセスできる任意のノートブック・セッションからインストールできるようにconda環境を準備します。)
- 最初のノートブック・セッションから、公開されたconda環境を同じリージョンのバケットに追加します。
- 公開されたconda環境をバケット間でコピーします。
- 2つ目のリージョンのノートブック・セッションで、2つ目のバケットを使用してconda環境をインストールします。
その他の情報については、次のWebサイトを参照してください。
開始する前に
このチュートリアルを正常に実行するには、次が必要です:
-
有料Oracle Cloud Infrastructure (OCI)アカウントまたはOracle Cloudプロモーションの新しいアカウント。無料Oracle Cloudプロモーションのリクエストおよび管理を参照してください。
- MacOS、LinuxまたはWindowsコンピュータ。
- データ・サイエンス・チュートリアル:
- データ・サイエンス・テナンシの手動構成のすべてのステップを実行し、次のプロパティで2つのノートブック・セッションを作成します:
- 作業のコンパートメントにdata-science-workという名前を付けます。
- 2つのリージョンにノートブック・セッションを作成します:
- リージョンを変更するには、コンソールの上部のナビゲーション・バーでリージョンをクリックし、新しいリージョンの名前をクリックします。たとえば、
US West (Phoenix)
からUS East (Ashburn)
に切り替えます。 - プロジェクトおよびノートブック・セッションに名前を付けます:
- <region-1>:
Initial Project
およびmy-first-notebook-session
- <region-2>:
Second Project
およびmy-second-notebook-session
- <region-1>:
- リージョンを変更するには、コンソールの上部のナビゲーション・バーでリージョンをクリックし、新しいリージョンの名前をクリックします。たとえば、
- データ・サイエンス・テナンシの手動構成のすべてのステップを実行し、次のプロパティで2つのノートブック・セッションを作成します:
1. バケットの作成
my-first-notebook-session
およびmy-second-notebook-session
のconda環境を格納する2つのバケットを作成します。
<region-1>にバケットを作成し、<region-2>に別のバケットを作成します。
すべてのテナンシには、システム生成の一意の不変オブジェクト・ストレージ・ネームスペース名があります。このネームスペース名は、すべてのリージョンで同じです。このステップでは、このネームスペース名をコピーし、後でそれを使用してバケットをノートブック・セッションに登録します。
2. リージョン1でのConda環境の公開
ノートブック・セッションにconda環境をインストールします。次に、ノートブック・セッションからconda環境をバケットに公開します。
bucket-1
をmy-first-notebook-session
に登録します。
ノートブック・セッションに事前構築済のデータ・サイエンスconda環境をインストールします。
ノートブック・セッションに登録されたバケットにconda環境を公開します。
3. リージョン2へのバケットのコピー
公開されたconda環境をbucket-1
からbucket-2
にコピーします。
公開されたconda環境は、オブジェクトとしてbucket-1
に格納されます。このオブジェクトをbucket-2
にコピーします。
公開されたconda環境がオブジェクトとしてbucket-2
に格納されていることを確認します。
-
上部のナビゲーション・バーで、<region-2>を選択します。たとえば、
US East (Ashburn)
です。 -
bucket-2
をクリックします。 -
「オブジェクト」で、
conda_environments
、cpu
、ONNX 1.10 for CPU on Python 3.9
および1.0
を展開してonnx110_p39_cpu_v1
にアクセスします。
bucket-1
からbucket-2
に、公開されたconda環境が正常にコピーされました。4. リージョン2へのConda環境のインストール
2つ目のリージョンのノートブック・セッションにbucket-2
を登録します。次に、ノートブック・セッションにconda環境をインストールして表示します。
bucket-2
を<region-2>のmy-second-notebook-session
に登録します。
コピーしたconda環境を2つ目のノートブック・セッションで表示します。
次の手順
あるリージョンから別のリージョンにconda環境が正常にコピーされ、2つ目のリージョンのノートブック・セッションで使用されました。
conda環境についてさらに学習するには、ノートブック・セッションで次のようにします:
- ランチャの「Extenstions」で、「Notebook Explorer」アイコンをクリックします。
ONNX Integration with the Accelerated Data Science (ADS) SDK
を選択し、「開く」をクリックして、例を確認します。 - 環境エクスプローラに移動し、このチュートリアルでは説明していないその他の事前構築済データ・サイエンスconda環境をインストールします。