デジタル・アシスタントおよびスキルの拡張
スキル・ストアからプルしたデジタル・アシスタントまたはスキルを拡張して、ビジネス固有のケースにあわせてカスタマイズできます。新しいバージョンがスキル・ストアに表示されたら、リベースしてカスタマイズを新しいバージョンに転送できます。
デジタル・アシスタントの拡張は、20.6より前のバージョンではサポートされません。
拡張およびその目的とは
スキル・ストアからボット(デジタル・アシスタントおよびスキル)をインストールすると、すべての要件を満たしていない場合や、ビジネス・プロセスにあわせて変更が必要な場合があります。インストールされているボットを直接変更することはできませんが、拡張を作成してその拡張を変更することはできます。
拡張を作成すると、元の(ベース)ボットと密接な関係を持つ新しいボットが作成されます。この関係により、カスタマイズを手動で再適用しなくても、後でベース・ボットの更新を利用できます。これを行うには、リベース機能を使用します。ベース・ボットの新しいバージョンがスキル・ストアで使用可能になったら、そのバージョンをインスタンスにインストールしてから、拡張ボットを更新されたベース・バージョンにリベースできます。
ボットを拡張する際、ボットの既存のプロパティに対して追加または変更が可能です。ただし、ベース・ボットに定義されたプロパティは削除できません。
クローニングと拡張
クローニングと拡張は表面上似ていますが、主な違いと目的は次のとおりです:
- ボットのクローンを作成する場合:
- ボットの完全に独立したコピーを作成します。
- クローンに対して無制限に変更を加えることができます。
- クローンは元のボットとの関連付けをすべて失う(クローニングされたボットのトラッキングIDは元のものと一致しない)ため、元のボットの更新バージョンに後でリベースできません。
クローニングを使用するのは、既存のボットを開発の開始点として使用する場合です。
- ボット(スキルまたはデジタル・アシスタント)を拡張する場合:
- 拡張ボットには様々な追加および変更を加えることができますが、ベース・ボットに定義されているものは削除できません。
- 後でリベース(つまり、ベース・ボットからの更新を拡張ボットに適用)できます。
拡張ボットに対して生成された内部トラッキングIDがベース・ボットのものと一致するため、拡張ボットに対するリベースが可能です。
拡張を使用するのは、ボットをカスタマイズして、後でベース・ボットからカスタマイズ・バージョンに改善機能や新機能を組み込むことができるようにする場合です。拡張できるのは、スキル・ストアからプルしたスキルおよびデジタル・アシスタントのみです。
3番目の方法では、ボットを拡張してカスタマイズしてから、拡張ボットのクローンを作成します。これを行うと、拡張ボットのクローンも元のボットの拡張として扱われます(拡張のクローンに対して生成される内部トラッキングIDは、元のボットのものと一致します)。
スキルまたはデジタル・アシスタント拡張時の動作
ボット(スキルまたはデジタル・アシスタント)を拡張すると、ボットの各部分(インテント、エンティティ、プロパティなど)のステータスは次のいずれかになります:
- 継承済 (
): ベース・ボットに定義されているアーティファクト。拡張を作成すると、ボット内のアーティファクトはすべてこのステータスになります。
- ローカル: 拡張で作成されたアーティファクト(新しいインテントなど)。
- カスタマイズ済 (
): 拡張で値が変更されている、ベース・ボットから継承されたアーティファクト。
スキルを拡張すると、「インテント」タブのインテントのリストの上および例のリストの上に、これらのステータスのフィルタが表示されます。
デジタル・アシスタントを拡張すると、スキルのリストの上(「スキル」タブ)および例のリストの上(「インテント」タブ)に、これらのステータスのフィルタが表示されます。
アーティファクト(デジタル・アシスタントのスキル、スキルのインテントおよびエンティティなど)は削除できませんが、無効にすることはできます。
ベース・ボットの開発者向けの重要なノート
スキル・ストアにアップロードされているスキルまたはデジタル・アシスタントの開発者がスキル・ストアのそのボットを更新する必要がある場合、ユーザーが拡張バージョンを更新されたベース・バージョンにリベースできるように、「新規バージョン」オプションを使用して更新バージョンを作成する必要があります。既存のボットをクローニングするか、単に新しいボットを同じ名前で作成すると、新しいボットに対して生成される内部トラッキングIDは既存のボットのものとは異なるため、ボット間に相関関係はありません。
スキル
スキル・ストアからプルしたスキルの拡張に関する注意事項を次に示します。
スキルの拡張
-
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「スキル」を選択します。
-
拡張するスキルのタイルで、「オプション」アイコン(
)をクリックして「拡張」を選択します。
このスキルは、スキル・ストアからプルしたスキルである必要があります。
拡張されたスキルで追加およびカスタマイズできる内容
- インテント。発話を追加し、既存の発話を変更し、新しいインテントを追加できます。発話またはインテントは削除できませんが、インテントは無効にできます。
- エンティティ。エンティティ値の追加、エンティティ値へのシノニムの追加および新しいエンティティの追加が可能です。さらに、次のフィールドを編集できます:
- 列挙範囲サイズ
- エラー・メッセージ
- 複数の値
- あいまい一致
ただし、エンティティを削除したり、エンティティ値を削除または変更することはできません。
- ダイアログ・フロー。ダイアログ・フロー全体で変更できます。具体的な制限はありません。ただし、システムでは差分はトラッキングされません。スキル拡張をリベースすると、ダイアログ・フローを新しいベース・スキルのものと並べて比較するための差分ツールが表示されます。スキルで保持するものと、新しいベース・スキルから移行するものを自由に決定できます。
- リソース・バンドル。可能なこと:
- サポートされている言語のいずれかに新しいメッセージ・キーを追加します。
- 既存のメッセージのいずれかを変更します。
- カスタム・コンポーネント・サービス。可能なこと:
- パッケージ・ファイルを置換します。
- コンポーネントをサービスに追加します。
不可能なこと:
- コンポーネントを削除します。
拡張されたスキルのカスタム・コンポーネントの実装を変更できます。ただし、カスタム・コンポーネントが後からベース・スキルで更新された場合、それらの更新は、スキルをリベースしても、拡張されたスキルのコンポーネントに加えた変更にマージされません。この場合、更新されたベース・スキルから拡張されたスキルに対し、カスタム・コンポーネントの変更を手動でマージする必要があります。
- 設定。次のようなスキルの設定の大部分は、調整できます:
- スキルの説明などの一般プロパティ。
- トレーニング・モデル。
- インサイトと会話のロギングを有効にするかどうか。
- 信頼度しきい値や標準プロンプトなどのシステム・パラメータの値。
- カスタム・パラメータ。(新しいカスタム・パラメータを作成したり、既存のカスタム・パラメータの値を変更できます。)
- 起動、発話例、開始状態、ようこそ状態、ヘルプ状態などのデジタル・アシスタント・プロパティの値。
リベース時に保持されない変更
- Q&A。拡張されたスキルのQ&Aモジュールの内容は変更できますが、後でスキルをリベースすると、それらの変更は破棄されます。
拡張されたスキルのQ&Aモジュールを変更した場合は、リベースする前にQ&Aソース・ファイルを必ずエクスポートします。
ノート
この制限は回答インテントに適用されません。
インテントの無効化
スキルを拡張する際、インテントは削除できませんが、無効にできます。
インテントを無効にする場合、トレーニング・モデルから除外します。無効にしたインテントのトレーニング・データとよく合致するユーザー入力は、かわりに別のインテント(おそらくunresolvedIntent)に解決されます。
後でスキルをリベースした場合、無効にしたインテントは無効のままです。リベース後にインテントを再度有効にすると、ベース・スキルでそのインテントに加えられた変更がすべて取得されます。
インテントを無効化するには:
- 拡張されたスキルの左側のナビゲーション・バーで、
をクリックします。
- 無効にするインテントを選択します。
- インテントの「有効」スイッチを「オフ」の位置にします。
- ページの右上隅にある「トレーニング」ボタンをクリックし、「送信」をクリックします。
スキルからインテントの機能を除外するが、インテントの機能を使用できないことをユーザーに知らせる場合は、インテントを有効のままにし、インテントの「回答」フィールドに静的レスポンスを入力します。これを行うと、ユーザーの入力がそのインテントに解決されるときにこのテキストが表示されます。この機能の詳細は、回答インテントを参照してください。
デジタル・アシスタント
スキル・ストアからプルしたデジタル・アシスタントの拡張に関する注意事項を次に示します。
デジタル・アシスタントの拡張
-
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「デジタル・アシスタント」を選択します。
-
拡張するデジタル・アシスタントのタイルで、「オプション」アイコン(
)をクリックし、「拡張」を選択します。
このデジタル・アシスタントは、スキル・ストアからプルしたものである必要があります。
拡張されたデジタル・アシスタントで追加およびカスタマイズできる内容
- スキル。他のスキルを追加できます。ベース・デジタル・アシスタントから継承されたスキルは削除できませんが、無効にできます。
- システム・インテント。
exit
、help
およびunresolvedIntents
インテントの場合、発話の追加および既存の発話の変更ができます。 - 設定。次を含め、デジタル・アシスタントのほとんどの設定を調整できます:
- デジタル・アシスタントの説明などの一般プロパティ。
- トレーニング・モデル。
- インサイトが有効かどうか。
- 様々な信頼度しきい値や標準プロンプトなどのルーティング・パラメータ。
- カスタム・パラメータ。新しいカスタム・パラメータを作成したり、既存のものの値を変更できます。
スキルの無効化
デジタル・アシスタントを拡張する際、スキルは削除できませんが、無効にできます。
スキルを無効にする場合、トレーニング・モデルから除外します。スキルのトレーニング・データとよく合致するユーザー入力は、かわりに別の場所(おそらくデジタル・アシスタントのunresolvedIntent)に解決されます。
後でデジタル・アシスタントをリベースした場合、無効にしたスキルは無効のままになります。リベース後にスキルを再度有効にすると、ベース・デジタル・アシスタントでそのスキルに加えられた変更がすべて取得されます。
スキルを無効にするには:
- デジタル・アシスタントの左側のナビゲーションで、
をクリックします
- 無効にするスキルを選択します。
- スキルの「有効」スイッチを「オフ」の位置にします。
拡張されたデジタル・アシスタントのスキルの更新
新しいバージョンがインスタンスにインストールされているスキルを含む拡張されたデジタル・アシスタントがある場合は、その新しいバージョンを使用するようにデジタル・アシスタントを更新できます。
-
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「デジタル・アシスタント」を選択します。
-
デジタル・アシスタントのタイルをクリックして開きます。
-
デジタル・アシスタントの「スキル」タブで、新しいバージョンで置換するスキルを選択します。
スキルには
バッジが必要です。
-
「スキルの更新」をクリックします。
-
「新規スキル・バージョン」ドロップダウンから、含めるスキルのバージョンを選択し、「スキルの更新」をクリックします。
-
対話モデルの上書きスイッチを設定します。
スキルの「設定」ページの「デジタル・アシスタント」タブで定義されている起動および発話例のプロパティに加えられた変更をデジタル・アシスタントに伝播する場合は、このスイッチを「オン」のままにします。
これらの値は、デジタル・アシスタントのスキルのヘルプ・カードで使用されます。
-
「スキルの更新」をクリックします。
拡張されたデジタル・アシスタントのスキルの拡張
デジタル・アシスタントを拡張して、ベース・スキルのいずれかをそのスキルの拡張バージョンに置き換える場合は、次の一般的なステップに従う必要があります。
- スキルを拡張し、必要なカスタマイズを行います。
- スキルをトレーニングします。
(スキルを公開するには、トレーニングする必要があります。)
- デジタル・アシスタントで、次を実行して、使用するスキルのバージョンを更新します:
-
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「デジタル・アシスタント」を選択します。
-
デジタル・アシスタントのタイルをクリックして開きます。
-
デジタル・アシスタントの「スキル」タブで、拡張したスキルを選択します。このスキルには
バッジが必要です。
-
「スキルの更新」をクリックします。
-
「新規スキル・バージョン」ドロップダウンから、スキルの拡張バージョンを選択し、「スキルの更新」をクリックします。
-
- デジタル・アシスタントを新しいバージョンのスキルでテストし、その動作で満足したら、スキルを公開します。
カスタマイズの実行、レビューおよび取消
拡張ボット(スキルまたはデジタル・アシスタント)に対して追加またはカスタマイズを行うには、有効なコントロールおよび編集可能フィールドのいずれかを使用します。
ボットで行われたカスタマイズをレビューするには、カスタマイズされたフィールドの横に表示されるアイコンをクリックします。(インテントの発話例の場合、
アイコンを表示するには、発話の横にある
アイコンの上にマウスを置く必要があります。)
このアイコンをクリックすると、「カスタマイズのレビュー」ダイアログが表示され、フィールドの現在の値をベース値と比較できます。ベース・ボットの値に戻す場合は、「元に戻す」をクリックします。
カスタマイズのテスト
テスト・ケース機能を使用すると、拡張で行った変更によってボットの基本機能が破損していないことを確認できます。
テストを作成するには、テスターで会話を記録します。また、スキル・ストアの一部のスキルおよびデジタル・アシスタントにはテスト・ケースが付属しており、拡張で実行して、どの機能も破損していないことを確認できます。
テスト・ケースの作成および使用の詳細は、テスト・スイートとテスト・ケースを参照してください。
リベース
拡張ボットの新しいベース・バージョンが使用可能になった場合、ベース・ボットに対する変更を取得し、拡張ボットで行ったカスタマイズを維持するために、拡張ボットをリベースできます。リベースはスキルとデジタル・アシスタントの両方で使用できます。
元のボットのバージョンであるか、ボットの拡張バージョンであるかに関係なく、元のボットの系統であるボットのバージョンにリベースすることもできます。(これは、別個に作成され、同じ名前のクローンまたはボットには適用されません。)
リベースの仕組み
リベースの際、拡張ボットでは次が行われます:
- 拡張の新しいバージョンが作成されます。
- ベース・ボットの新しいバージョンの新しいアーティファクト(新しいインテントなど)(つまり、拡張の作成後または最後のリベース後に追加されたもの)が拡張に追加されます。
- ローカル・アーティファクト(拡張で作成されたもの)は、拡張に保持されます。
- アーティファクトのカスタマイズ(プロパティ値の変更など)は保持されます。
ノート
カスタマイズされたプロパティ値は、常にベース・ボットの変更よりも優先されます。新しいベースの値を使用する場合は、リベース・プロセスの完了後に変更を元に戻すことができます。 - ベース・ボットの現在のバージョンに含まれる継承済アーティファクトのうち、カスタマイズされておらず、またベース・ボットの新しいバージョンから削除されているものは削除されます。
新しいベース・ボットに存在しないカスタマイズされたアーティファクトは、リベースされた拡張に含まれます。拡張では、ローカル・アーティファクトとして扱われるため、不要である場合は削除できます。
注意:
ベース・ボットの新しいバージョンと拡張の両方に同じキー(通常は名前)を持つ新しいアーティファクトがある場合、リベースではその2つを解決できないため、失敗します。その場合、正常にリベースするには、アーティファクトのローカル・バージョンを削除する必要があります。スキル拡張のリベース
- まだインストールしていない場合は、更新されたスキルをインストールします:
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「ストア」を選択します。
- 更新されたベース・スキルのタイルで、
をクリックして「プル」を選択します。
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「スキル」を選択して、スキルの拡張バージョンのタイルをクリックして開きます。
- スキルの左側のナビゲーションで、
をクリックします。
- 「リベース」ボタンをクリックします。
- 「ベース・スキル」ドロップダウンで、リベース先となるスキル・バージョンを選択し、「次」をクリックします。
- ウィザードを完了します。
リベースが成功すると、スキルの新しいリベースされたバージョンが作成され、ドラフト・モードで開きます。
リベースが成功しなかった場合、成功したリベースをブロックした原因を示すエラー・メッセージが表示され、拡張されたスキルの新しいバージョンは作成されません。
デジタル・アシスタント拡張のリベース
- まだインストールしていない場合は、更新されたデジタル・アシスタントをインストールします:
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「ストア」を選択します。
- 更新されたベース・デジタル・アシスタントのタイルで、
をクリックし、「プル」を選択します。
をクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」→「デジタル・アシスタント」を選択して、デジタル・アシスタントの拡張バージョンのタイルをクリックして開きます。
- デジタル・アシスタントの左側のナビゲーションで、
をクリックします
- 「リベース」ボタンをクリックします。
- ベース・デジタル・アシスタント・ドロップダウンで、リベース先となるスキル・バージョンを選択し、「次」をクリックします。
- ウィザードを完了します。
リベースが成功すると、デジタル・アシスタントの新しいリベースされたバージョンが作成され、ドラフト・モードで開きます。
リベースが成功しなかった場合、成功したリベースをブロックした原因を示すエラー・メッセージが表示され、拡張されたデジタル・アシスタントの新しいバージョンは作成されません。
拡張の分岐
異なる分岐で並行して作業できるように、拡張のクローンを作成することもできます。たとえば、本番環境に拡張ボットがあるのに、大幅な変更に取り組んでいる別の名前の拡張が必要な場合に、これを行うことができます。
拡張をクローニングすると、拡張ボットも元のボットの拡張として扱われます。つまり:
- 設計時に、他の拡張ボットと同様に、各種アーティファクトは継承済、ローカルおよびカスタマイズ済とマークされます。
- 元のボットの新しいバージョンにリベースできます。
- 拡張のクローンに対して生成された内部トラッキングIDは、元のボットのものと一致します。
クローニングがボット拡張で機能するのは、最初に拡張ボットを作成した場合のみです。
拡張スキルのデプロイメント後のライフサイクル
スキルの拡張バージョンをデプロイしたら、改善を組み込んでから再デプロイするためのルーチンを確立することが重要です。
次の仮定に基づいて、このようなルーチンの例を次に示します。
- インサイトを継続的に使用して、スキルのインテント解決を改善しています。
- スキルに新しい機能を定期的に追加します。
- Digital Assistantには2つのインスタンスがあります(1つは本番用、もう1つはテストおよびステージング用)。
- 本番インスタンスで、デプロイされたスキルの新しいバージョンを作成します。
実際の顧客使用状況からインサイト・データを取得できるように本番インスタンスでスキルの新しいバージョンを作成し、リトレーナを使用して、スキルが以前に正しく理解できなかった発話でトレーニング・モデルを補足します。
このプロシージャを読みやすくするために、公開されたスキルがバージョンv1で、新しいドラフト・バージョンがv1.1であるとします。
- スキルに関するインサイト・レポートを評価し、以前のトレーニング・データで考慮されなかった有効なユーザー・フレーズを処理するための追加の発話でインテントのトレーニング・データを補足します。
このプロセスの一環として、インサイト・リトレーナを使用して、未解決の発話を適切なインテントに追加できます。
- スキルをエクスポートします(前述の例のv1.1)。
- テストまたはステージング・インスタンスで、本番インスタンス(v1.1)からエクスポートしたスキルをインポートします。
- テストまたはステージング・インスタンスで、インポートされたスキルの新しいバージョンを作成します。この新バージョンは、スキルに追加する新機能を組み込むためのものです。(このバージョンをv2と呼びます。)
- v2に、含める機能の追加または変更を組み込みます。
これらの変更を他の場所で開発している場合は、手動でv2にマージします。
- 結果に問題がなければ、v2をトレーニングしてテストします。
- テスト・インスタンスからスキル(v2)をエクスポートします。
- 本番インスタンスで、トレーニングおよびテストしたスキル(v2)をインポートします。
- スキルをトレーニングします。
- スキルを公開します。
- スキルをデジタル・アシスタントの一部としてデプロイする場合は、デジタル・アシスタントの新しいバージョンを作成します。
- 新しいバージョンのスキル(v2)を使用するように、新しいバージョンのデジタル・アシスタントを更新します。
- デジタル・アシスタントの新しいバージョンを使用するようにチャネルを更新します。
- デジタル・アシスタントの新しいバージョンを公開します。