サーベイ情報の取得

エージェントとの会話に関するサーベイに参加するよう顧客に依頼する場合、チャット・セッションの確立時に会話のセッションIDおよびエンゲージメントIDを取得し、会話の終了時にそれらの値をサーベイ・サービスに渡すことができます。

たとえば、セッション・パラメータおよびエンゲージメント・パラメータを使用したサーベイを開発するために、Oracle Feedback Cloud Serviceなどのサーベイ・サービスを使用したとします。エージェントの会話が終了するときに、サーベイ・フォームへのリンク( https://example.com?session=12345&surveyid=12345など)を表示できます。「エージェント開始」ダイアログ・フロー・コンポーネントの「チャット・レスポンス変数」プロパティを使用して必要なIDを取得し、「エージェント会話」ダイアログ・フロー・コンポーネントのsystemComponent_AgentConversation_conclusionMessageリソース・バンドル・エントリを使用して、サーベイ・サービスへのリンクでそれらを渡す方法を次に示します。

ライブ・エージェントとのチャット・セッションが確立されると、Oracle B2C Serviceは、バージョン20.1以降で作成され、Oracle B2C Service 19A以降に接続するチャネルに対して次のペイロードを送信します。これは、標準フォーマットと呼ばれます。

{
  "sessionId": "string", // agent session id
  "completedSurveyId": int,
  "engagementId": int,  // survey id
  "cancelledSurveyId": int
}

20.1 より前に作成されたチャネルの場合および19Aより前のOracle B2C Serviceインスタンスに接続するチャネルの場合、次のペイロードが送信されます。これは、レガシー・フォーマットと呼ばれます。

{
  "sessionId": "string", // agent session id

  "completedSurveyId": {
    "id": int
  },

  "engagementId": { // survey id
    "id": int
  },

  "cancelledSurveyId": {
    "id": int
  }
}

このペイロードは、ダイアログ・エンジンによって、エージェント開始コンポーネントの「チャット・レスポンス変数」プロパティで参照されるマップ変数に格納されます。(プロパティが定義されていない場合は、ペイロードが破棄されます。)

ヒント:

ユーザーの名前や電子メール・アドレスなど、他のパラメータを使用するようにサーベイを構成できます。