タスク3: デジタル・アシスタントのサービスへのサインイン

デジタル・アシスタントをデジタル・アシスタント・エージェントとしてOracle B2C ServiceまたはOracle Fusion Serviceにサインインするには、DA (エージェント)チャネルを作成して有効にします。このタスクでは、会話のルーティング先となるデジタル・アシスタントも指定します。

DA (エージェント)チャネルにはそれぞれ、一意のユーザー名が必要です。つまり、複数のチャネルに同じデジタル・アシスタント・エージェントを使用することはできません。同じデジタル・アシスタント・エージェントが複数のチャネルにサインインしている場合、どのチャネルも期待どおりに機能しません。

  1. Oracle Digital Assistantで、サイド・メニューを開くアイコンをクリックしてサイド・メニューを開き、「開発」「チャネル」の順に選択します。
  2. 「DA (エージェント)」をクリックし、「+エージェント・チャネルの追加」をクリックします。
  3. このチャネルの名前と説明(オプション)を入力します。
  4. サービス(Oracle B2C ServiceまたはOracle Fusion Service)を選択します。

    Oracle Fusion Serviceを選択した場合、「認証サービス」フィールドには、組み合せたインスタンス用に事前構成されたIDCS機密クライアント(OAuthクライアントとも呼ばれる)の名前が表示されます。

  5. ホストを入力します。

    Oracle B2C Serviceの場合、エージェント・ブラウザ・ユーザー・インタフェースまたはチャット起動ページの起動に使用するURLからこれらの値を導出できます。たとえば、URLがhttps://sitename.exampledomain.com/app/chat/chat_launchである場合、ホストはsitename.exampledomain.comです。

    Oracle Fusion Serviceの場合、これはOracle Fusion Cloud Applications (Fusion)インスタンスのURLのホスト部分です。例: sitename.exampledomain.com

  6. Oracle B2C ServiceまたはOracle Fusion Serviceで作成されたデジタル・アシスタント・エージェントのユーザー名とパスワードを入力します。例: digitalassistant

    複数のチャネルに同じユーザー名を使用しないでください。複数のチャネルのユーザー名が同じである場合、競合状態によって予期しない動作が発生する可能性があります。

  7. 「作成」をクリックします。
  8. 「ルート先」ドロップダウンで、ルーティング先のデジタル・アシスタントを選択します。


    da-agent-channelv2.pngの説明が続きます

  9. 「対話が有効」を「オン」に切り替えます。

    チャネルによってサービスとの接続が確立され、デジタル・アシスタント・エージェントがサインインします。

    チャネル接続とサインオンが完了するまで、少なくとも1分待機する必要があります。

    ノート

    少なくとも1分が経過するまではスイッチを再度切り替えないでください。チャネルを有効にした後、接続が確立されてサインオンが完了する前に無効にした場合(またはその逆の操作を行った場合)、接続が切断される可能性があり、デジタル・アシスタントはレスポンスを送受信できなくなります。切断された接続を解決するには、チャネルを削除して再作成します。

ヒント:

チャネルが機能していない場合は、「エラー・レポート」をクリックして、レポートされたエラーがあるかどうかを確認します。CONFLICTエラーまたはACCESS_DENIEDエラーが表示された場合、通常は「対話が有効」を「オフ」にしてから「オン」に切り替えることでこの問題を解決できます。ただし、同じデジタル・アシスタント・エージェントが複数のDA (エージェント)チャネルにサインインしているために、この問題が発生する場合があります。