レプリケーションのロック

File Storageレプリケーション・リソースをロックして、リソースの更新、移動および削除を防止します。ロックは、リソースの改ざんに対する保護に役立ちます。

重要

レプリケーション・リソースをロックしても、レプリケーションの続行は妨げられません。リソースがロックされている場合でも、レプリケーション・プロセスは続行されます。

OCIリソース・ロックには次のタイプがあります。

  • ロックの削除: ロックされたリソースの削除を防止します。
  • 完全ロック:ロックされたリソースの更新、移動および削除を防止します。

一度に追加または削除できるロック・タイプは1つのみですが、両方のロックをリソースに適用できます。たとえば、最初は削除ロックを適用しますが、あとで完全ロックを適用することを選択できます。

ロックを配置するユーザーはロック所有者です。ロック権限を持つ認可ユーザー、またはテナンシのグローバル管理権限を持つユーザーには、テナンシ内のロックを作成および削除する権限があります。ロックをオーバーライドまたは削除できます。

必要なIAMポリシー

ロックを作成するには、レプリケーションを管理するための権限に加えて、ロックを管理するための権限が必要です。

レプリケーションをロックするには、RESOURCE_LOCK_ADD権限が必要です。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」を選択します。「ファイル・ストレージ」で、「ファイル・システム」を選択します。
    2. (オプション)「リスト範囲」セクションで、「コンパートメント」を選択します。
    3. ソース・ファイル・システムの名前をクリックします。
    4. ファイル・システムの詳細ページの「リソース」で、「レプリケーション」をクリックします。
    5. 「レプリケーション」リストで、ロックするレプリケーションの名前をクリックします。
    6. レプリケーションの詳細ページで、「リソース・ロック」の横にある「追加」を選択します。
    7. 「ロックの追加」ウィンドウで、ロック・タイプを選択し、「変更の保存」をクリックします。
  • レプリケーションをロックするには、oci fs replication addコマンドおよび必須パラメータを使用します。

    oci fs replication add --replication-id <replication_OCID> --type <lock_type> [OPTIONS]

    CLIコマンドのパラメータおよび値の完全なリストは、CLIコマンド・リファレンスを参照してください。

  • AddReplicationLock操作を実行して、レプリケーションをロックします。

    APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。