インテント
スキルは、インテントによって、ユーザーがそのスキルで何をしたいと考えているかを理解できます。インテントは、スキルが実行するタスクおよびアクションに基づいて典型的なユーザー・リクエストを分類します。たとえば、PizzaBotのOrderPizzaインテントは、ピザをオーダーしたいという直接的なリクエストを、ピザを食べたい気分ですという、リクエストを暗示する別のリクエストと一緒に分類します。
インテントは、一連の一般的なユーザー・リクエストと文で構成されます。これらは発話とも呼ばれます。インテントの作成で説明するように、特定のアクションについての発話の集まりに名前を付けることで、インテントを作成できます。スキルの認識はこれらのインテントから導出されるため、各インテントを堅牢(十数個から二十数個の発話)で多様なデータ・セットから作成し、あいまいなユーザー入力をスキルで解釈できるようにする必要があります。豊富な発話のセットにより、「このオーダーは無視して」や「配達を取り消して」のようなメッセージ(表現は異なっているが同じ内容を意味するメッセージ)を受信した場合に、スキルでユーザーが望むことを理解できます。サンプルのユーザー入力によってスキルに学習させる方法の詳細は、インテントのトレーニングとテストを参照してください。
インテントは、スキルのNLUシステムの重要な部分です。次のページから、インテントを組み立てる様々な方法、正確性と有効性を向上させるためのガイドラインの適用、およびテストのラウンドを通じてインテントを絞り込む方法を学習します。