Oracle Linux KVMイメージ
End of Life(EOL)
KVMには、仮想マシンを実行するためのハイパーバイザとしてOracle Linuxカーネルを使用するための一連のモジュールが用意されています。KVMは、デフォルトでUnbreakable Enterprise Kernel (UEK)に組み込まれています。
Oracle Linux 7 Premier Supportは2024年12月31日に終了し、Oracle Cloud Marketplace Oracle Linux KVMイメージはサポートされなくなりました。
コンピュート・インスタンスでOracle Cloud Marketplace Oracle Linux KVMイメージをすでに使用している場合、インスタンスに変更はありません。
Oracle KVMイメージには次が含まれます:
- 仮想マシンをデプロイおよび管理するためのKVMホストとしてOracle Cloudインスタンスを構成する基本環境およびツール
- 環境に必要なホスト、ゲスト、ストレージおよびネットワーク構成を管理するためのユーティリティ
現在、Oracleイメージは、他の仮想管理ソリューション(Oracle Linux Virtualization Managerなど)での使用を意図していません。
Oracle Cloud Infrastructureを初めて使用する場合は、Oracle Cloud Infrastructureドキュメントの開始の項を確認してください。また、libvirt (特にvirsh
およびvirt-install
)を使用した仮想マシン・ゲストの管理にも精通している必要があります。
Oracle LinuxでKVMを使用する方法の詳細は、次を参照してください:
リリース情報
KVMイメージの最新の機能および更新について学習します。
KVMイメージは、最新のセキュリティ情報および更新情報によって定期的に更新されています。このドキュメントが更新されるのは、新機能の追加または既存機能の変更が行われた場合のみです。
- 2022年5月3日以降、
alx-migrate
スクリプトを使用して、Oracle Linux KVMイメージ(Autonomous Linux)を使用して作成されたスタンドアロンAutonomous LinuxインスタンスをOS管理ハブ・サービスに移行できます。詳細は、スタンドアロンAutonomous LinuxインスタンスのOS管理サービスへの移行を参照してください。
リリース2.0
リリース2.0では、次の更新が導入されています:
- 基本オペレーティング・システムが、Oracle Linux 7 Update 9およびUnbreakable Enterprise Kernel Release 6 (UEKR6)に更新されています。
oci-utils
パッケージがv0.11.6-9に更新されています。- Oracle Cloud Marketplaceで、Oracle Linux KVMイメージの2つのバージョンが提供されるようになりました:
-
Oracle Linux KVMイメージ(Autonomous Linux): このイメージは、標準のOracle Linuxリポジトリを使用してOracle Autonomous Linuxを実行するように構成されています。Oracle Autonomous Linuxでは、インスタンスの高度な安全性と信頼性を維持するために、自律型機能(ゼロ・ダウンタイムの自動Kspliceパッチ適用や既知の脆弱性悪用の検出など)が提供されます。イメージのAutonomous Linuxバージョンは、Oracle Linux KVMイメージ(Autonomous Linux)としてOracle Cloud Marketplaceにリスト表示されています。
Oracle Autonomous Linuxの詳細は、スタート・ガイド: Oracle Cloud InfrastructureでのOracle Autonomous Linuxのデプロイおよび構成およびOracle Autonomous Linux for Oracle Cloud Infrastructure (Oracle Linux Learning Library)を参照してください。
- Oracle Linux KVMイメージ: イメージのOracle Linuxバージョンは、Oracle Linux KVMイメージとしてOracle Cloud Marketplaceにリスト表示されています。重要
Oracle Cloud Infrastructure用のOracle Linux KVMイメージの将来のリリースは、標準のOracle Linuxリポジトリを使用するAutonomous Linuxとして構成されます。
-
リリース1.6
- 基本オペレーティングシステムがOracle Linux 7 Update 8に更新されています。
oci-utils
パッケージがv0.11.3-6に更新されています。- OCIユーティリティが、複数VNICのサポートを提供するように拡張されています。詳細は、OCI-KVMユーティリティの使用を参照してください。
- OCIユーティリティのPython3実装に、インスタンス・メタデータ・サービスv2のセキュリティ拡張機能が含まれています。
python36-oci-sdk
パッケージが、OCIユーティリティ用の追加機能を提供するためにイメージにインストールされています。- Oracle Linux 7 KVMユーティリティ・チャネルが、
qemu-kvm
およびlibvirt
パッケージの更新を提供するように有効化されています。
リリース1.5
- 基本オペレーティングシステムがOracle Linux 7 Update 7に更新されています。
- コンピュート・シェイプのサポートが拡張され、次がサポートされるようになりました:
- Oracle Cloud Infrastructure AMDベア・メタル(BM)シェイプ。
- Oracle Cloud Infrastructure Intelベース仮想マシン(VM)シェイプのネストされた仮想化。
詳細は、仮想マシンの作成を参照してください。
- このリリースには、Oracle Cloud Infrastructure用の新しいOCI-KVMユーティリティが含まれています:
oci-kvm create-network
KVMゲスト用のVNIC仮想ネットワークを作成します。複数のゲストが単一VNICを共有できるように、ブリッジ接続されたlibvirtネットワークをVNIC上に作成します。
oci-kvm delete-network
KVMゲスト用のVNIC仮想ネットワークを削除します。
oci-kvm create-storage-pool
Oracle Cloud InfrastructureのOracle Cloud File Storage Serviceに割り当てられたブロック・ストレージ・デバイスまたはストレージで、ファイル・システムを作成、マウントおよび構成します。1つのブロック・ディスクを使用して複数のゲスト・ディスクをホストできるようにします。
リリース1.4
- 基本オペレーティングシステムはOracle Linux 7 Update 5に基づいています。
oci-utils
パッケージがバージョン0.6に更新されています。oci-utils
パッケージが、次の機能を提供するように拡張されています:oci-network-config --create-vnic
コマンドを使用したVNICの作成。oci-iscsi-config --create-volume
コマンドを使用したブロック・デバイスの作成。
- 仮想機能ネットワーク・インタフェースが、ネイティブのOracle Linux systemd LSBネットワーク(ifcfgネットワーク構成ファイル)を使用して完全に構成されています。
インスタンスの作成および接続
インスタンスの作成およびインスタンスへのアクセスを参照してください。
- Oracle KVMインスタンスは、どのコンピュート・シェイプを使用しても作成できます。ただし、AMDプロセッサベースの仮想マシンでは、ネストされた仮想化はサポートされません。詳細は、コンピュート・シェイプを参照してください。
- アクティブな物理NIC 1があるシェイプ上では、KVMゲストをVLAN 0にアタッチすることはできません。ただし、どちらかの物理NIC上の他のVLANにはKVMゲストをアタッチできます。
ブロック・ストレージおよびVNICの割当て
KVMインスタンス上で仮想マシンを作成する前に、ブロック・ストレージとVNICを割り当てる必要があります。
ゲストごとに、専用のOracle Cloud Infrastructureブロック・ストレージ・デバイスおよびVNICが必要です。
ブロック・ストレージの作成およびアタッチ
コンソールの使用
Oracle Cloud Infrastructureコンソールを使用して、ブロック・ストレージを作成およびアタッチします。
詳細は、ボリュームの作成を参照してください。
- ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ブロック・ストレージ」で、「ブロック・ボリューム」をクリックします。
- 「ブロック・ボリュームの作成」を選択します。
- 新しいブロック・ボリュームの名前を入力し、「ブロック・ボリュームの作成」をクリックします。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス」をクリックします。
- 「インスタンス」リストで、KVMインスタンスを選択します。
- 「インスタンスの詳細」の「リソース」で、「アタッチされたブロック・ボリューム」をクリックします。
- 「アタッチされたブロック・ボリューム」セクションで、「ブロック・ボリュームのアタッチ」をクリックします。
- ブロック・ボリューム・リストから、作成したブロック・ボリュームを選択し、「アタッチ」をクリックします。
ブロック・ボリュームが作成され、アタッチされて、インスタンスの詳細ページの「アタッチされたブロック・ボリューム」に表示されます。
CLIの使用
または、oci-iscsi-config
コマンドを使用して、ブロック・ボリュームを作成してアタッチできます。
詳細は、oci-iscsi-config manページを参照してください。
- SSHを使用してKVMインスタンスに接続します。例:
ssh –i PRIVATE_KEY_PATH opc@PUBLIC_IP_ADDRESS
- ボリュームを作成してアタッチします:
sudo oci-iscsi-config create --attach-volume --volume-name VOLUME_NAME --size SIZE
たとえば、サイズが128GBのvolume_001を作成してアタッチするには:
# oci-iscsi-config create --attach-volume --volume-name volume_001 --size 128 Creating a new 128 GB volume pool_volume_001 Volume [pool_volume_001] created Attaching the volume to this instance Attaching iSCSI device. Volume [pool_volume_001] is attached.
構成を確認するには:
# oci-iscsi-config show --details Currently attached iSCSI devices: Target | Volume name | Volume OCID | Persistent portal | Current portal | Session State | Attached device | Size | ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- iqn.2015-12.com.oracleiaas:id...| volume_001 |ocid1.volume.oc1.uk-london-1....| 169.254.2.2:3260 | 169.254.2.2:3260 | LOGGED_IN | sdb | 128G |
ノート
コマンドが
Volume creation has failed: Failed to create volume
で失敗した場合APIキーが構成されていることを確認します。API署名キーの生成を参照するか、インスタンスで
oci setup config
を実行します。 - オプションで、ストレージ・プールを作成します:
sudo oci-kvm create-pool --disk DEVICE_PATH --name POOL_NAME
たとえば、vm_pool_001という名前のストレージ・プールを作成し、ブロック・ボリューム・デバイス
sdb
を関連付けるには:# oci-kvm create-pool --disk /dev/sdb --name vm_pool_001 Pool vm_pool_001 successfully created.
構成を確認するには:# oci-kvm list-pool VM pool Information: Name | UUID | Autostart | Active | Persistent | Volumes | State | Capacity | Allocation | Available | ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- vm_pool_001 | [exampleuniqueID] | yes | yes | yes | 0 | running | 127.94 GiB | 32.25 MiB | 127.90 GiB |
ノート
oci-kvm list-pool
コマンドを使用できない場合は、yum update oci-utils-kvm
を実行してパッケージを0.12.6以降に更新します。
VNICの作成およびアタッチ
1つのインスタンス上で複数のVNICを作成してアタッチできます。次のステップを必要に応じて繰り返して、インスタンスに複数のVNICを割り当てます。
コンソールの使用
Oracle Cloud Infrastructureコンソールを使用して、VNICを作成およびアタッチします。
詳細は、仮想ネットワーク・インタフェース・カードを参照してください。
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス」をクリックします。
- 「インスタンス」リストで、KVMインスタンスを選択します。
- 「インスタンスの詳細」の「リソース」で、「アタッチされたVNIC」をクリックします。
- 「アタッチされたVNIC」セクションで、「VNICの作成」をクリックします。
- VNICの名前を入力し、リストから仮想クラウド・ネットワークを選択します。
- サブネットを選択し、「変更の保存」をクリックします。
VNICが作成され、アタッチされて、インスタンスの詳細ページのアタッチされたVNICに表示されます。
- 構成を完了するには、インスタンスに接続して、Linux: セカンダリVNICのOSの構成にあるスクリプトを実行する必要があります。
CLIの使用
または、oci-network-config
コマンドを使用して、VNICを作成してアタッチできます。
詳細は、oci-network-config manページを参照してください。
- SSHを使用してKVMインスタンスに接続します。例:
ssh –i PRIVATE_KEY_PATH opc@PUBLIC_IP_ADDRESS
- VNICを作成してアタッチします:
sudo oci-network-config attach-vnic --name VNIC_NAME
たとえば、vnic_kvm_001という名前のVNICを作成してアタッチします:
# oci-network-config attach-vnic --name vnic_kvm_001 Creating VNIC: 10.0.7.45
構成を確認するには:
# oci-network-config show --details Network configuration: State | Link |Status| IP address | VNIC | MAC | Hostname | Subnet | Router IP |Namespace |Index|VLAN tag| VLAN | -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- - | ens3 | UP | 10.0.7.81 | kvm_demo |00:00:00:00:00:01| kvm-demo |10.0.7.0/25 (All-Regional-...| 10.0.7.1 | - | 2 | 3280 | - | - | ens5 | UP | 10.0.7.45 | vnic_kvm_001 |00:00:00:00:00:02| kvm-demo-vnic... |10.0.7.0/25 (All-Regional-...| 10.0.7.1 | - | 5 | 3316 | - | - | virbr0-nic | DOWN | - | - |00:00:00:00:00:03| - | - | - | - | 4 | - | - | Operating System level network configuration: CONFIG ADDR SUBNET BITS VIRTROUTER NS IND IFACE VLTAG VLAN STATE MAC VNIC ID ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- - 10.0.7.81 10.0.7.0 25 10.0.7.1 - 2 ens3 3280 - UP 00:00:00:00:00:01 ocid1.vnic.oc1.uk-london-1.[exampleuniqueID] - 10.0.7.45 10.0.7.0 25 10.0.7.1 - 5 ens5 3316 - UP 00:00:00:00:00:02 ocid1.vnic.oc1.uk-london-1.[exampleuniqueID] - - - - - - 4 virbr0-nic - - DOWN 00:00:00:00:00:03
ノート
コマンドが
Cannot create the VNIC: Failed to create VNIC: Failed to attach new VNIC:...
で失敗した場合APIキーが構成されていることを確認します。API署名キーの生成を参照するか、インスタンスで
oci setup config
を実行します。
仮想マシンの操作
oci-kvm
ユーティリティを使用して、KVMインスタンス上で仮想マシンを作成および削除します。
仮想マシンの作成
oci-kvm create
コマンドを使用して仮想マシンを作成します。
- 仮想マシンを作成する前に、割当て済のブロック・ストレージとVNICがあることを確認します。
- SSHを使用してKVMインスタンスに接続します。例:
ssh –i PRIVATE_KEY_PATH opc@PUBLIC_IP_ADDRESS
詳細は、インスタンスへのアクセスを参照してください。
- 仮想マシン用のブロック・ストレージ・デバイスを選択します:
sudo oci-iscsi-config show --details
を実行して、インスタンスにアタッチされているすべてのストレージの詳細を表示します。- デバイスを選択し、「アタッチされたデバイス」の名前(
sdb
など)をメモします。createコマンドの実行時に、
--disk
を指定するときにこの名前を使用します。パスに/dev
を追加します(例:/dev/sdb
)。
- 仮想マシンに対して特定のVNICを選択します:
sudo oci-network-config show --details
を実行します-
適切なVNICを選択し、「リンク」の名前(
ens5
など)をメモします。createコマンドの実行時に、
--net
オプションを指定するときにこの名前を使用します。ノート
- 複数のゲストが同じVNICまたはブロック・ストレージ・デバイスを使用することはできません。
- 単一のゲストに複数のVNICを割り当てることができます。
- ゲストに複数の仮想ネットワークをアタッチできます。
oci-kvm create
コマンドと使用可能なオプションのいずれかを使用して、仮想マシンを作成します。詳細は、oci-kvm createを参照してください。例:
oci-kvm create [-D | --domain VM_NAME] [-d | --diskDEVICE_PATH] [-p | --pool POOL_NAME] [-s | --disk-size DISK_SIZE] [-n | --net VNIC] [-v |--virtual-network VIRTUAL_NETWORK_NAME] [-V | --virt OPT_ARGS]
ノート
/home/opc
内に.isoファイルを配置すると、権限の問題が発生する可能性があります。.isoファイルがアクセス可能な場所(/tmp
など)にあることを確認します。
ブロック・ストレージを使用する例
この例では、特定のブロック・ストレージ・デバイスとコンソール出力用のシリアル・コンソールを使用するゲストを作成します。コンソール出力用のVNCなど、他のオプションも使用できます。グラフィカル・オプションを使用する場合は、このイメージがアタッチされているサブネットのOracle Cloud Infrastructureセキュリティ・リストを適切に構成する必要があります。
oci-kvm create -D MY_VM_NAME -d /dev/sdb -V --vcpus 4 --memory 8192 --boot cdrom,hd \
--location /tmp/OracleLinux.iso --nographics --console pty,target_type=serial \
--console pty,target_type=virtio --noautoconsole --os-variant=rhel7 --extra-args "console=ttyS0,115200n8"
ストレージ・プールとVNICを使用する例
この例では、ストレージ・プールとコンソール出力用のシリアル・コンソールを使用するゲストを作成します。
sudo oci-kvm create --domain kvm_vm_001 --pool vm_pool_001 --disk-size 24 --net ens5 \
--virt --vcpus 2 --memory 8192 --boot cdrom,hd --location /isos/OracleLinux.iso --nographics \
--console pty,target_type=serial --console pty,target_type=virtio --noautoconsole \
--os-variant=rhel8.0 --extra-args="console=ttyS0,115200n8"
キックスタート・インストールを実行する例
この例では、キックスタート・ファイル/root/kvm_vm_002_ks.cfg
とコンソール出力用のシリアル・コンソールを使用するゲストを作成します。
oci-kvm create --domain kvm_vm_002 --pool vm_pool_001 --disk-size=24 --net ens5 \
--virt --vcpus 2 --memory 8192 --boot cdrom,hd --location /isos/OracleLinux.iso --nographics \
--console pty,target_type=serial --console pty,target_type=virtio --noautoconsole --os-variant=ol7.9 \
--initrd-inject /root/kvm_vm_002_ks.cfg --extra-args="ks=file:kvm_vm_002_ks.cfg console=ttyS0,115200n8"
ストレージ・プールと仮想ネットワークを使用する例
この例では、ストレージ・プール、仮想ネットワーク、およびコンソール出力用のシリアル・コンソールを使用する、ゲストを作成します。
oci-kvm create -D MY_VM -p MY_POOL -s 35 -v MYNET0 -V --vcpus 4 --memory 8192 \
--boot cdrom,hd --location /mnt/OracleLinux.iso --nographics --console pty,target_type=serial \
--console pty,target_type=virtio --noautoconsole --os-variant=rhel7 --extra-args "console=ttyS0,115200n8"
ストレージ・プールと複数VNICを使用する例
この例では、ストレージ・プール、複数のVNIC (この例では-n
オプションを使用する2つのVNIC)、コンソール出力用のシリアル・コンソールを使用するように構成されたゲストを作成します。
oci-kvm create -D MY_VM -p MY_POOL -s 35 -n 10.0.0.97 -n 10.0.1.2 -V --vcpus 4 \
--memory 8192 --boot cdrom,hd --location /tmp/OracleLinux.iso --nographics \
--console pty,target_type=serial --console pty,target_type=virtio --noautoconsole \
--os-variant=rhel7 --extra-args "console=ttyS0,115200n8"
ストレージ・プールと複数仮想ネットワークを使用する例
この例では、ストレージ・プール、複数のlibvirtネットワーク、およびコンソール出力用のシリアル・コンソールを使用する、ゲストを作成します。
oci-kvm create -D MY_VM -p MY_POOL -s 35 -v MYNET0 -v MYNET1 -V --vcpus 4 \
--memory 8192 --boot cdrom,hd --location /tmp/OracleLinux.iso --nographics \
--console pty,target_type=serial --console pty,target_type=virtio --noautoconsole \
--os-variant=rhel7 --extra-args "console=ttyS0,115200n8"
仮想マシンの削除
oci-kvm destroy
コマンドを使用して、ゲスト仮想マシンに割り当てられているすべてのシステム・リソースを削除して構成解除し、再利用できるようにします。
- SSHを使用してKVMインスタンスに接続します。例:
ssh –i PRIVATE_KEY_PATH opc@PUBLIC_IP_ADDRESS
詳細は、インスタンスへのアクセスを参照してください。
-
仮想マシンを削除するには、前もって停止する必要があります。:
oci-kvm destroy -s VM_NAME
-
仮想マシンが停止した後で、完全に破棄できます:
oci-kvm destroy -D VM_NAME
たとえば、kvm_vm_001を破棄するには:$ oci-kvm destroy -D kvm_vm_001 Domain kvm_vm_001 has been undefined
oci-kvm destroy
コマンドは、libvirt内の仮想マシンの定義を解除し、その仮想マシンに対して作成されたホスト・リソースをクリーン・アップします。仮想マシンに割り当てられていたOracle Cloud Infrastructureリソースが、新しい仮想マシンで再利用できるようになります。
OCI-KVMユーティリティの使用
OCI-KVM (oci-kvm
)ユーティリティを使用すると、Oracle Cloud Infrastructureインスタンス上にKVMゲストを作成して構成できます。
自動ゲスト作成プロセス中に、このユーティリティによって、Oracle Cloud Infrastructureリソースが複数のKVMゲストに割り当てられていないことが保証されます。ゲストが不要になったときは、このユーティリティを使用して、ゲストを削除し、ゲストに割り当てられているすべてのシステム・リソースの構成を解除できます。
oci-kvm create
説明
- ルート・ディスクとネットワーク・インタフェースの両方にOracle Cloud Infrastructureブロック・ストレージおよびOracle Cloud Infrastructure VNICを使用するKVMゲストを作成するために必要なすべてのアクションを実行します。
- ブロック・ストレージの場合、デバイスを検証およびチェックして、別のゲストに割り当てられていないことを確認します。ストレージ・プールも使用できます。
- 仮想ネットワーク・インタフェースの場合、すべての仮想ネットワーク・インフラストラクチャ(仮想機能、VLAN、個々のブロック・ストレージ・デバイス、各ゲストに必要なVNICなど)を作成します。
- ゲストは、VNICまたはブロック・ストレージ・デバイスを共有できません。
- ゲストに複数のVNICを割り当てることができます。また、ゲストを複数の仮想ネットワークにアタッチできます。
使用法
oci-kvm create [-h] [-D | --domain vm_name] [-d | --disk device_path] [-p | --pool pool_name] [-s | --disk-size disk_size] [-n | --net ip_vnic] [-v | --virtual-network virtual_network_name] [-V | --virt opt_args]
オプション
-h | --help
- コマンドのオプションを表示します。
-D | --domain vm_name
- 仮想マシンの名前。
-d | --disk device_path
- VMのルート・ディスクとして使用されるブロック・デバイスのパス。
-p | --pool
および-s | --disk-size
とともに使用します。 -s | --disk-size disk_size
- ストレージ・プールの使用時に作成されるディスクのサイズ(GB)。
-d | --disk
および-p | --pool
とともに使用します。 -p | --pool pool_name
- ルート・ディスクに使用されるストレージ・プールの名前。
-d |--disk
および-s | --disk-size
とともに使用します。 -v | --virtual-network virtual_network_name
- ゲストをアタッチするlibvirtネットワークの名前。繰り返すと、ゲストを複数のネットワークにアタッチすることができます。
-n | --net ip_vnic
- ゲストに割り当てるVNICのIPまたは名前。繰り返すと、複数のVNICを割り当てることができます。
-V | --virt optional_arguments
virt-install
に指定するその他のオプションの引数。これらの引数は、oci-kvmで認識されない引数の場合でも、変更されずにvirt-install
に渡されます。
例
この例では、MY_VM
という名前のゲストを作成する方法を示します。これは、MY_POOL
という名前のストレージ・プール上に128GBのルート・ディスクがあり、192.168.100.1
VNICを使用します。
oci-kvm create -D MY_VM --disk-size 128 --disk DEVICE_PATH --pool MY_POOL --net
192.168.100.1 --virt --vcpu 1 --memory 8g --pxe
この例では、ストレージ・プール、複数のVNIC (この例では-n
オプションを使用する2つのVNIC)、コンソール出力用のシリアル・コンソールを使用するように構成された、Oracle Linux 7 Update 8ゲストを作成する方法を示します。
oci-kvm create -D MY_VM -p MY_POOL -s 35
-n 10.0.0.97 -n 10.0.1.2 -V --vcpus 4 --memory 8192 --boot cdrom,hd --location
/tmp/OracleLinux-R7-U8-Server-x86_64-dvd.iso --nographics --console
pty,target_type=serial --console pty,target_type=virtio --noautoconsole
--os-variant=rhel7 --extra-args "console=ttyS0,115200n8"
oci-kvm destroy
説明
- KVMゲストを完全に削除します。
- オプションで、関連付けられたストレージ・プールベースのディスクを削除します。
使用法
oci-kvm destroy [-D | --domain vm_name][--destroy-disks] [-f | --force vm_name] [-s | --stop vm_name]
オプション
-h | --help
- コマンドのオプションを表示します。
-D | --domain vm_name
- 仮想マシンの名前。
--destroy-disks
- ストレージ・プールベースのディスクを削除します。
-f | --force vm_name
- 強制的に仮想マシンを停止します。
-s | --stop vm_name
- 仮想マシンを停止します。
例
この例では、MY_VM
仮想マシンの停止と破棄、および関連するストレージ・プールベースのディスクの削除方法を示します。
oci-kvm destroy -s -D MY_VM --destroy-disks
oci-kvm create-pool
説明
- ゲスト仮想ディスクをホストするためのストレージ・プールを作成します。
- プールは、ブロック・デバイスまたはFSSファイル・システム上に作成できます。
使用法
oci-kvm create-pool [-n | --name pool_name][-d | --disk device_path]
oci-kvm create-pool [-n | --name pool_name][-N | --netfshost ip_nfs][-p | --path path_netfs]
オプション
-h | --help
- コマンドのオプションを表示します。
-n | --name pool_name
- ストレージ・プールの名前。
-d | --disk device_path
- ストレージ・プールが作成されるディスクのパス。
-N | --netfshost ip_nfs
- ストレージ・プールが作成されるNFSサーバーの名前またはIP。
-p | --path
とともに使用します。 -p | --path path_netfs
- NETFSリソースのパス。
-N | --netfshost
とともに使用します。
例
この例では、ディスク/dev/sdb
上にディスクベースのストレージ・プールを作成する方法を示しています。
oci-kvm create-pool --disk /dev/sdb
この例では、NFSサーバー192.168.100.1
上のNFSリソースFileSystem-20201212-1454
に、MY_POOL
という名前のNETFSベースのストレージ・プールを作成する方法を示しています。
oci-kvm create-pool --netfshost 192.168.100.2 --path /FileSystem-20201212-1454 --name MY_POOL
oci-kvm list-pool
説明
インスタンスに関連付けられているストレージ・プールをリストします。
使用法
oci-kvm list-pool [--output-mode mode]
オプション
-h | --help
- コマンドのオプションを表示します。
--output-mode mode
- 出力表示モードを設定します。modeには、
parsable
、table
、json
またはtext
を指定します。
例
この例では、テキスト出力モードでプールをリストします。
oci-kvm list-pool --output-mode text
oci-kvm create-network
説明
- Oracle Cloud Infrastructure VNICを使用する仮想(libvirt)ネットワークを作成します。
- 作成されたlibvirtネットワークは、他のKVMゲストが使用できるIP範囲を提供します。
使用法
oci-kvm create-network [-n | --net ip_vnic] [-N | --network-name network_name] [-B | --ip-bridge ip_bridge] [-S | --ip-start ip_start] [-E | --ip-end ip_end] [-P | --ip-prefix ip_prefix]
オプション
-h | --help
- コマンドのオプションを表示します。
-n | --net ip_vnic
- ネットワークの構築に使用されるVNICのIP。
-N | --network-name network_name
- 仮想ネットワークの名前。
-B | --ip-bridge ip_bridge
- 仮想ネットワーク・アドレス空間のブリッジIP。
-S | --ip-start ip_start
- 仮想ネットワーク・アドレス空間内のゲストのIP範囲の先頭。
-E | --ip-end ip_end
- 仮想ネットワーク・アドレス空間内のゲストのIP範囲の末尾。
-P | --ip-prefix ip_prefix
- 仮想ネットワークで使用されるIP接頭辞。
例
この例では、MYNET0
という名前の仮想ネットワークをVNIC上に作成する方法を示します。このIPアドレスは10.0.1.2
、ブリッジIPは192.168.100.9
、IP範囲は192.168.100.10 - 192.268.100.30
、IP接頭辞は24
です。
oci-kvm create-network --network-name=MYNET0 --net=10.0.1.2 --ip-bridge=192.168.100.9
--ip-start=192.168.100.10 --ip-end=192.168.100.30 --ip-prefix=24
oci-kvm delete-network
説明
oci-kvm create-network
コマンドを使用して以前に作成されたlibvirtネットワークを削除します。
使用法
oci-kvm delete-network [-N | --network-name network_name][-y | --yes]
オプション
-h | --help
- コマンドのオプションを表示します。
-N | --network-name network_name
- 仮想ネットワークの名前。
-y | --yes
- プロンプトを表示せずに、仮想ネットワークの削除を確認できます。
例
この例では、MYNET0
という名前の仮想ネットワークを削除する方法を示しています。
oci-kvm delete-network --network-name=MYNET0 -y