カスタム・イメージのインポートとエクスポート
イメージのインポート/エクスポートを使用して、複数のテナンシおよびリージョン間でカスタム・イメージを共有できます。
オブジェクト・ストレージ・バケットからカスタム・イメージをインポートまたはエクスポートするには、フェデレーテッド・ユーザー、および動的グループに関連付けられたインスタンス・プリンシパルを使用して認証するユーザーは、事前認証済リクエストを作成する必要があります。詳細は、既知の問題「カスタム・イメージをインポートまたはエクスポートする際の無効なbucketNameエラー」を参照してください。
プラットフォーム・イメージ、マーケットプレイス・イメージ、およびマーケットプレイス・イメージから作成されたカスタム・イメージはエクスポートできません。
イメージをインポートまたはエクスポートするには、次の詳細を参照してください。
Linuxベースのオペレーティング・システム
次のオペレーティング・システムでは、イメージのインポート/エクスポートがサポートされます:
- Oracle Linux 7.x
- Oracle Linux 8.x
- Oracle Linux 9.x
- Oracle Linux Cloud Developer 8.x
- Ubuntu 20.04
- Ubuntu 22.04
- Ubuntu 24.04
WindowsベースのOS
次のWindowsバージョンでは、イメージのインポート/エクスポートがサポートされます:
- Windows Server 2016 Standard、データ・センター
- Windows Server 2019 Standard、データ・センター
- Windows Server 2022 Standard、データ・センター
Windowsベースのイメージをエクスポートする場合、Microsoft Product Termsおよびすべての製品使用条件に準拠し、Microsoftとの契約を確認するのはユーザーの責任です。
Windowsイメージのライセンス要件の詳細は、Oracle Cloud InfrastructureでのMicrosoftライセンスを参照してください。
Windows OSの検証
カスタムWindowsイメージをインポートするときは、選択するバージョンがインポートしたWindowsイメージと一致することを確認します。正しいバージョンとSKU情報を提供できないと、Microsoftライセンス契約の違反になる可能性があります。
カスタムWindowsインスタンスでのWindowsシステム時間の問題
Windows VMインスタンスでタイムゾーンをデフォルト設定から変更すると、インスタンスの再起動時またはハードウェア・クロックとの同期時に、システム時間がデフォルト・タイムゾーンの時刻に戻ります。ただし、タイムゾーンの設定は新しいタイムゾーンに設定されたままであるため、システム・クロックが正しくなくなります。これを修正するには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation
レジストリ・キーを1に設定します。
Windowsプラットフォーム・イメージには、デフォルトでRealTimeIsUniversal
レジストリ・キーが設定されていますが、これはインポートするカスタムWindowsイメージに合せて設定する必要があります。
カスタムWindowsイメージのこの問題を修正するには:
- Windowsレジストリ・エディタを開き、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation
レジストリ・キーに移動します。 RealTimeIsUniversal
という名前の新しいDWORD
キーを作成し、値を1に設定します。- インスタンスを再起動します。
- 時刻とタイムゾーンを手動でリセットします。
独自のイメージを導入するシナリオ
また、独自のイメージの導入(BYOI)シナリオでは、テナンシおよびリージョンの間でカスタム・イメージを共有するためにイメージのインポート/エクスポートを使用することもでき、各リージョンでイメージを手動で再作成する必要がありません。リージョンの1つでイメージを手動で作成するために必要なステップを実行する必要がありますが、それが完了した後は、イメージをエクスポートして、追加のテナンシとリージョンにインポートできるようにします。.oci
形式のイメージをエクスポートします。これは、QCOW2イメージ・ファイルとOracle Cloud Infrastructure固有のメタデータを含むファイル形式です。
リージョン間でイメージをレプリケートするためのベスト・プラクティス
コンソールまたはAPIを使用して、リージョン間でイメージをレプリケートできます。概要は次のとおりです:
- イメージと同じリージョンにあるオブジェクト・ストレージ・バケットにイメージをエクスポートします。
- レプリケート先リージョンのオブジェクト・ストレージ・バケットにイメージをコピーします。
- イメージ・オブジェクトへのURLパスを取得します。
- レプリケート先リージョンで、イメージをインポートします。URLパスをオブジェクト・ストレージURLとして使用します。
テナンシ間でイメージを共有するためのベスト・プラクティス
コンソールまたはAPIを使用して、テナンシ間でイメージをレプリケートできます。概要は次のとおりです:
- イメージと同じリージョンにあるオブジェクト・ストレージ・バケットにイメージをエクスポートします。
-
事前認証済リクエストの使用: 宛先リージョン内のイメージに対する読取り専用アクセス権。
- レプリケート先テナンシで、イメージをインポートします。事前認証済リクエストのURLをオブジェクト・ストレージURLとして使用します。
オブジェクト・ストレージ・サービスURL
コンソールを使用してカスタム・イメージをインポートまたはエクスポートする際に、場合によっては、イメージのインポート元またはエクスポート先の場所を指すオブジェクト・ストレージURLを指定する必要があります。オブジェクト・ストレージURLの構成は次のとおりです:
https://<host_name>/n/<namespace_name>/b/<bucket_name>/o/<object_name>
例:
https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/n/MyNamespace/b/MyBucket/o/MyCustomImage.qcow2
事前認証済リクエスト
テナント間でインポート/エクスポートを使用する場合、オブジェクト・ストレージの事前認証済リクエストを使用する必要があります。事前認証済リクエストを作成するステップは、事前認証済リクエストの使用を参照してください。これらのステップを実行した後で、「Pre-Authenticated Requestの作成」を選択すると「Pre-Authenticated Request Details」ダイアログ・ボックスが開きます。ここに表示される事前認証済リクエストのURLのコピーを作成する必要があります。このURLはここにしか表示されません。これが、インポート/エクスポートで指定するオブジェクト・ストレージURLです。
バケットの事前認証済リクエスト
イメージのエクスポートでは、バケットの事前認証済リクエストを作成する場合は、生成されるURLにオブジェクト名を付加する必要があります。例:
/o/MyCustomImage.qcow2